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板垣宏征の「見えない・からだ学」 82号 |
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身体的症状を潜在意識の欲求に変換する |
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| 前回の配信、『症状イメージ・マップ』に、多くの反響いただきまして、まことにありがとうございます。とくに、色彩が示す潜在的な意味について、多くの質問を頂きました。 症状からイメージを広げていく過程で、クライアントさんがよくイメージする色は、黒、灰色、茶色、赤、オレンジ、紫、緑、青などです。 それぞれに潜在意識の欲求をあらわす意味があり、また、マップのどこで出てくるかによってニュアンスも変わってきます。 「やっぱり現場に即したお話は面白いですね」とのお声に応え、引き続き今回も、潜在意識の欲求に変換する『症状イメージ・マップ』第2弾をお送りしたいと思います。 ○クライアント 女性30代、主婦、セラピストとして開業を準備中とのこと。この会話は、当オフィスではなく、出張先で即席カウンセリングコーナーを設けたときのものです。 ○中心テーマ ・眼の疲れ ・急に来る頭痛 ・首までの肩コリ ・朝フラっとすることがある ―――わー、たくさんテーマがありますね。 Bさん:すみません…。どれかに絞りきれなくて。 ―――「朝、フラっとする」というのはしょっちゅう起こるのですか? Bさん:しょっちゅうではありません。前日の疲れがたまっているときに起こります。 ―――そうですか、では、「首のコリ」はいつもですか? Bさん:それはいつもです。 ―――はい「いつも」と。首のこりは眼の疲れと連動していますか? Bさん:そうですね、眼の疲れと首、肩のコリはいつも同じようなときに起こります。 ―――おお、どこかのCMみたいですね。「眼」「首」「肩」、「腰」と。 Bさん:あのー、腰とは言ってませんけど。 ―――ああ、すみません。腰は大丈夫でしたか。 Bさん:…腰は、冷えを感じるときはありますけど、痛むことはありません。 ―――はい、腰は「痛まない、でも冷える」と。ところで、「眼」ですけど、何か、パソコンとかで眼をよく使うのですか? Bさん:はい。今、開業準備中で、色々と資料作成をしているんです。それで眼をよく使います。 ―――「開業準備中」と。ほう、それはどんなお仕事ですか。 Bさん:あの…、アロマテラピストです。 ―――「あの…」と。 Bさん:え?「あの」を書くんですか。アロマテラピストでは? ―――ああ、すみません。そうですね。じゃあ「あの…、アロマテラピスト」と。 Bさん:…。 ―――さて、では、眼の疲れですけど、これをイメージで自分から取り出して、そこに置いてくれませんか。 Bさん:え? 取り外す? え…、はい…。よいしょ。 ―――「よいしょ」と言いましたね。 Bさん:はい、言いましたけど、それも書くんですか? ―――そうですね。からかっているわけじゃないんですよ。では、ちょっと「よいしょ」の円の枝を広げてみましょうか。「よいしょ」って何か抱えたり、運んだりする時に言いますよね。イメージして下さい。抱えるもので、いま、何が出てきますか? Bさん:えーっと。子どもです。 ―――「子ども」!? 机とかじゃなく? Bさん:あ…、でも、イメージで、いま出たものを、とおっしゃったので。 ―――そうですか。えーっと、抱きかかえるってことは、お子さんはまだ小さいのですね。 Bさん:はい、4歳になり、保育園に行き始めました。 ―――うーむ、「4歳」と。なるほど、少し手が離れたわけですね。 Bさん:そうです。私の母親も近くにいますので、保育園と母親にも見てもらって、何か仕事を始めたいと。 ―――ほほう、「何か仕事を」と。 Bさん:ええ、…変ですか? ―――いえ、変じゃないです。ところで、いま前に置いた「疲れた眼」ですけど、少しイメージし直して下さい。それ、色に例えると何色になります? Bさん:色…? えっーと、そうですねぇ。緑かなぁ。 ―――「緑」ですか。おお、「緑」ねぇ。 Bさん:な、何ですか。 ―――はい。はぐらかすような聞き方をして、すみませんでした。 緑ってね、症状からの色彩心理では、「休息」とか「感謝してほしい」とかを表すんです。 Bさん:ええっ? 休息って、私、いまから仕事を始めるんですよ。 ―――ええ、これは、これからのお仕事のことというより、家事・育児からの休息でしょうかね。 Bさん:家事、育児からの? ―――そうです。眼の疲れって、肝臓へのストレスとも関係していましてね。肝臓には怒りのストレスが溜まりやすい。 Bさん:怒り…。 ―――家事・育児って、あまり誰も評価してくれませんもんね。やって当たり前。でも、こまごまとしたことが、毎日、延々と続く。これって、結構たいへんですよ。これだけやっているのに、ご主人はというと、彼の方がもっと疲れていて、「俺は働いているんだ」と口には出さないまでも、態度ににじませる。 Bさん:…。 ―――たぶん、Bさんは、何事もきっちりやる方ですよね。料理も、洗濯も、掃除も、子育ても。これから始められる仕事の準備も、しっかり計画されているんじゃないですか。 Bさん:そ、それはそうですね。周りからは、あまり根詰めないようにって言われます。 ―――たぶん、Bさんがいま欲しいのは、そうした助言ではありませんね。欲しいのは、「ありがとう」のひと言ではないですか。 Bさん:…ありがとう、ですか。 ―――そう。感謝の言葉です。さっき、腰の冷えがあるっておっしゃいましたよね。腰って、「これだけやってあげているのに、感謝のひと言もない」って怒りの気持ちが溜まりやすい場所でもあるんです。 Bさん:…。(ぐ〜:声にならぬ声) ―――首のコリも、肩のコリも、腰の冷えの方が根本原因かもしれません。背骨って、大事な「気」が上下に循環するんです。また、脳脊髄液も頭部から腰の底まで循環しています。 Bさん:頭がフラッとするのも、その循環が悪いせいでしょうか? ―――「気」がカラダの底まで回らず、上に上に行きやすくなっているとすると、体部と頭部で気のアンバランスが生じるんです。頭部に気が行き過ぎているので、首の辺りでブロックがかかります。そうなると、気の流れについていこうとした血液の流れもストップしちゃいますね。それで、首・肩あたりでうっ血が起こるんです。 Bさん:はーぁ。(ため息とも納得ともつかぬあいづち) ―――さっき、「あの…。アロマテラピスト」とか「何か仕事を」とかおっしゃいましたね。始めようとされる仕事は、じつはアロマテラピストという必然性はないのかも知れないですね。あなたは、あなたがした仕事に「ありがとう」と言ってもらいたい、ということです。 Bさん:そういえば、結婚する前に勤めていた時、職場をよく掃除していたんですが、それをよく見てくれていた上司がいました。いつも「きれいだね。ありがとうね」と言ってくれていたので、とてもハリがあったのを覚えています。 ―――そうですか。あなたのモチベーションは、「人によくやったね。おかげさまで助かったよ。ありがとう」という言葉をもらうことにあるんですね。 Bさん:ありがとう…か。最近言われたことないなぁ。子どもの送り迎えでも、保育園の先生にこちらから「ありがとうございます」ですし、母親にも育児を手伝ってもらって、いつもこちらが「ありがとう」です。 ―――癒しの仕事を始めたい、っていう人が増えていますけど、だいたい「まず本人が癒されたい」と感じているケースが多いのです。あなたがアロマテラピストという仕事を始めるにしても、まず、自分がこの仕事を通じて何が得たいかを、はっきりしてからの方がよいかも知れませんね。 Bさん:私の場合、どんな工夫ができるでしょうか。 ―――そうですね。アロマ・カウンセリングとか、マッサージとか、クライアントさんへの施術が終わるでしょ。全部終わって帰り際、お客さんにニッコリ笑って、間(ま)を置くといいですよ。 Bさん:間(ま)を置く? ―――そう、相手に「ああ、気持ちよかった、ありがとう」って言ってもらう間(ま)です。見たところBさんはチャキチャキ時間型なので、間(ま)のとり方が十分じゃないです。相手が声をかけようとするタイミングを、自分からシャットアウトしてしまうことがありませんか。 Bさん:ああ、自分では気づきませんが、でも、なにかの作業中もいつも次にすることが頭にあるので、そうなっているかも知れません。 ―――もったいないですね。無意識に感謝の言葉を拒否している。でも、ありがとうって言葉が、本当はあなたを癒すんです。それをカラダがメッセージとして発していますね。 Bさん:そうか…、何となくわかります。間(ま)をとるんですね。そしたら、肩コリや眼の疲れも取れるかも。やってみます…。どうも、ありがとうございました。 ―――こちらこそ、「ありがとう」ございました。 『症状イメージ・マップ』は、あなたが見知らぬあなたと出会うお手伝いをするツールです。この方法を身につければ、職場、家庭であなたもちょっとしたカウンセラーに。ぜひご参考にしてみて下さい! |
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(詳細は、http://kireinococoro.com/seminar.php までアクセス下さい)
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株式会社ウォーターソリューション/ ココロとカラダの謎研究所 |
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※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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