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板垣宏征の「見えない・からだ学」 79号 |
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「おなかの中の記憶」 |
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| 今回は、シリーズを小休止させて頂きまして、私たちの人生の出発点について考えてみたいと思います。 細胞分裂って、みなさんご存知ですよね。何やらアメーバみたいですけど、私たちのからだの中でも、しょっちゅう起こっています。 ひとつの細胞がふたつになって、それがまた4つになる。そうやって細胞がどんどん増えていくのが細胞分裂だって思っていたら、人生の中で1回だけ、数が減る細胞分裂っていうのがあるのだそうです。 それは、生命誕生の一番最初の「受精卵」の時に起こります。DNAは2重らせんです。これがほどけて、お父さんとお母さんのDNAが1本ずつからみ合って、ひとつの細胞が生まれる。 このときの分裂を、『減数分裂』って言うんだそうです。お父さんとお母さんの情報が絡み合って、子供のDNAができてしまうなんて、なんかイメージ的に素敵だと思いませんか。 ところで、みなさん、「胎内記憶」って、聞いたことがありますか?これを大真面目に研究していらっしゃる産婦人科の先生がいらっしゃいます。 池川明先生という方です。先生の研究によると、2〜7歳の79人の幼児への聞き取り調査では、「胎内」において53%、「出産時」において41%もの子供たちが当時の記憶を持っていたと言います。 その「胎内記憶」を持つ42人の子どものうち、「暗い」「赤い」などの明るさや色の表現をした子が20人、「ぐるぐる回っていた」「泳いでいた」などの動きの記憶を持っていた子が19人いたそうです。 たまたま、先生がテレビに出演されていたのを見たのがきっかけだったのですが、いかにも楽しげに研究内容を語っておられる姿が非常に印象に残って、私は、当社で主宰する「ココロとカラダの謎セミナー」に、先生を講師としてお招きしたのでした。 セミナー当日、会場は満員となり、先生のお話には割れんばかりの拍手が鳴り響きました。そのお話の中では、胎内記憶「以前の」記憶を持つ子がいる、ということにも触れられました。 胎内記憶を以前の記憶とは、つまり、おなかの中に入る前の記憶ということです。先生によると、なんと、多くの子どもは、親を選んでおなかの中に入ってくるというのです。 聞き取り調査では、子供たちが自分の母親を選んだ理由には、 「やさしそうだったから」、「大切にしてくれると思ったから」などのほかに、「お父さん、お母さんを助けたかったから」というのもあったそうです。 「子どもが親を助けにやってくる」、親にとってはこれほど心強い言葉はありません。でも、考えてみれば、そりゃそうかも知れません。 「こら、だめでしょ!」、「何度言ったらわかるの!」、 「そっち行っちゃ危ないでしょ!」、「もう、いい加減にしなさい!」… こんな言葉、たしかに自分の子ども以外の人間関係では、あり得ない会話です。上司に向かって「あっち行きなさい!」、お姑さんに向かって「もう、わがままなんだから!」なんて言ったら、ちょっとその後の関係が恐いです。 子どもはどれだけ叱っても、親を嫌いにはならない。距離をあけない。その信頼を、親はわかっているので、叱るというより、自分の気分を子どもにぶつけてしまう。それでも大丈夫だと、親の方はわかっていますから。 こんな人間関係、確実に、親の方が癒されていませんか?親は子どもによって、親にしてもらう。古くから言い習わされた言葉ですが、まったくその通りのような気がします。 これは、あなた自身も、あなたの親へしてあげたこと。あなたが子どもだったから、親は親としての器を広げることが出来たのです。 最近、幼児教育が盛んです。5歳までが勝負、3歳までが勝負、それがどんどん遡って、「胎内教育」へと突き進みます。 かの大企業、SONYの創立者として著名な井深大(いぶか まさる)さん(故)も、胎内教育に力を注いでいたことは有名です。 子どもの可能性は無限大です。 でも、おなかの子にモーツァルトを聴かせるとか、英語を聞かせるとか、そうした親側からの一方的な教育の前に、親と子どもの気持ちがつながっているという事実を知り、双方向にコミュニケーションが取れるんだ、ということを知ることの方が、もっと大切なことかも知れませんね。 そして、このたび、そんなメッセージを発信する、日本発の『胎教博』というイベントが、10月8日に東京で開催されます。 発起人は、MIKIMIKIさんという4人の子どもを持つバラエティ豊かな女性です。彼女自身、おなかの中の子どもたちに様々なことを教えてもらって、神秘的な体験をいくつもしてきた方です。 その体験から、いまは多くの妊婦さんの心のサポーター、胎児との話し手としての道を歩まれています。 MIKIMIKIさんとは私も家族ぐるみでお付き合いさせてもらっていて、多くを学ばさせてもらっています。 イベントには各分野からの出演者も満載。冒頭の池川明先生もご登壇されます。テーマは、“太古から変わらずに繋がれている いのちの営み”です。 子どもの気持ちがわからない、親の気持ちがわからない、自分の生き方がこれでいいのかわからない…という方、ぜひ胎児からの伝言に耳を傾けに行きませんか。 ご関心のある方はぜひ、http://www.taikyouhaku.com/index.htmlまでアクセスしてみて下さい。
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株式会社なぞけん ココロとカラダの謎研究所 |
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※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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