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板垣宏征の「見えない・からだ学」 66

「予防のココロ 〜心不全〜

 ご好評頂いています「予防のココロ」シリーズ。

 毎回、「食事や運動までは気をつけているのだけど、ストレス対処については漠然としていて、方法がよくわからない」という方に向けて、その方の状況に合わせた、より具体的なココロの予防法をお伝えしています。第4回目は心不全です。

 ●日本人の死因の第4位は、心不全

 ●2005年データでは、1年間で5万6,317人がこの病気で亡くなっています。

 心不全というと、もう「死」に「直結」というイメージがあるかも知れませんが、心不全とは具体的病名を指すものではなく、心臓弁膜症、高血圧、心臓冠状動脈硬化、心筋梗塞などが原因で、心臓の機能が衰弱した状態をあらわす「症候名」なんですね。

 左心室の機能が低下する心不全を「左心不全」と言って、充分な血液量を大動脈に送り出せなくなり、「肺にうっ血」が起こるので、肺では酸素と炭酸ガスの交換が充分に行えなくなります。咳、疲労、坐位呼吸、心拡大、息切れ、発作性夜間呼吸困難が特徴です。

 一方、右心室の機能が低下する心不全を「右心不全」と呼びますが、こちらは、「大静脈がうっ血」し、静脈圧が上昇して浮腫や腹水が起こります。肝臓うっ血、肝腫大、吐き気、食欲不振、腹水、尿量減少などが出現します。

 つまり、心不全になったら即、「死」というわけではなく、上のような一連の症状を呈している病態ということを知っておきましょう。

 さあ、これをリーディングしてみると、どのようなことが見えてくるのでしょうか。

 【波動リーディングデータによる心不全の背景にあるココロ】

 ・いらだち(相手が待ち合わせに遅れる、早く結果が知りたい、相手の確証が欲しい、安心させてほしい)

 ・いつも達成感が得られない、目標設定がうまくいかない

 ・できない自分を責める傾向がある

 ・よく混乱する(冷静になれない、優先順位がつかない)

 ・プレッシャー(初対面の人、周りの目に対するプレッシャー →早く独りになってほっとしたいという心境によくなる)

 ・愛する人に干渉したり、愛を形で求める(私はこれでいい?これでいい?と相手に問い、求める心理)

 ・絶望感(ひとつ失敗するとそれが膨らみ、ああ、もうダメだ、と悲観する)

 ・強いパニック的恐怖(不安定感に苛まれる、不慣れな環境での急激な緊張)

 ・環境ストレス(電位的ストレス、高所のオフィス)

 【リーディングの考察】

 心臓が欲するココロの状態とは、とにかく「安心させて!」です。

 いつもいつも、片時も休むことなく働き続ける心臓。呼吸はちょっとくらい止めても大丈夫ですが、「心臓を、ちょっと止めてみよう」というわけには行きませんよね。

 そう、心臓は人一倍、働くからこそ、その心臓が発する「安心させて!」というメッセージには迫力があります。

 心臓は発生学的見地から言っても、「いつも周りのことを気にする」ように出来ています。

 生命は、多細胞生物への進化の過程で、細胞が効率よく生きていくために、まず「血液」をつくりました。そして、血液をもっとスムーズに運ぶために「血管」が生まれ、さらに、血管運動と血液循環を効率よくするために、いちばん後に「心臓」が誕生したのです。

 つまり、血管系は、血液 → 毛細血管 → 大動脈・大静脈 → 心臓の順に進化してきたわけで、それゆえ心臓は、末端の血液の振る舞いに大いに左右されるのです。

 さらに、例えて言うなら、心臓はカラダにとっての「日銀」です。

 貨幣供給量を間違ったり、金融解除のタイミングを誤ったりすると、カラダにとって取り返しのつかない事態になります。

 心臓はそのプレッシャーに耐えつつ、常に他の臓器の状況に気を配り、カラダ全体が破綻しないように上手に血液を各部位へと供給しているのです。

 カラダの状況をきちんとウォッチしているというのが心臓にとっての自負ですから、心臓は、予想外な出来事が嫌いです。

 出来る限り、いつも周りの意向を把握しておきたい。でも、そればかりに気を取られていると、今度は、自分自身への血液供給量が疎かになります。

 心筋(心臓自体の筋肉)は、全血液供給の5%を必要とする大きな筋肉です。他への配慮に目が向くばかり、自分への血液量が少なくなる状態を「虚血性心疾患」と言います。

 心臓を擬人的に喩(たと)えましたが、心不全を予防するココロとは、こうした心臓のカラダでの位置づけを、自分と身の回りの人間関係に置き換えて考えてみることなのです。


 【ココロのエクササイズ 心不全】

 ・自分の脈拍数を知る。つまり、「自分のペース」をまず把握する。

 ・ノートに1日の作業量を書き出す。マックスで書き、だいたい何%くらいなら、適度に1日を過ごせるかを把握する。

 ・その「自分のペース」というものを、常日頃から、それとなく相手に知らせておく。

 ・思いやりを、見返りを求めない範囲で実践する。

 心不全では、環境のストレスが、大きなファクターになるケースが多いです。

 オフィスや住居が、高層にある場合は、普段からつとめて歩くようにしましょう。

 株式会社なぞけん ココロとカラダの謎研究所 
  代表取締役 板垣宏征

 ※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
 ●板垣氏のパーソナル・リーディングについて
 これまで、関西のみで行われていた板垣氏のパーソナル・リーディングおよびカウンセリングが、2月より毎月1回、東京でも受けられるようになりました。(リーディング・サロン東京/「予防のココロ・エグゼクティブコース」*経営者向けの「病の予防マネジメント」コースです。/60分/35,000円/日時:2月22日(木)/3月19日(月) 詳しいお問い合わせは078−782−6673/ info@nazoken.com 窓口:堀内)


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