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板垣宏征の「見えない・からだ学」 62号 |
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「日本人の病の今 〜人口動態統計から〜」 |
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今回は、今年を締め括(くく)る意味で、厚生労働省がまとめた人口動態統計というデータから、「日本人の病の今」について考えてみたいと思います。
最新の平成17年度版によると、2005年に亡くなった日本人の総数は、1,084,012人。それに対し、出生数は1,062,604人と、史上初めて、生れてくる命の数を、亡くなってしまう人の数が上回ってしまいました。 日本はなんと、2005年から先進国初の「人口減少」という現実にさらされているのです! この傾向は、今年2006年にもさらに拡大することが予想されています。 死因の内訳を見てみると、死亡総数108万人のうち、じつに32万人以上の方が「ガン」で命を落としています。 人口動態統計の表5に「日本人の疾患別死因」というデータがありますが、これをもとに3つのグラフを作ってみました。 |
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| (1)大分類で見る死因順位 | |||
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| 死因の第1位は「新生物」。新生物とは、体にできた新しい細胞、つまり悪性腫瘍を含む好ましからざる異種細胞を指します。 この新生物と循環器系の疾患とで、全死因の60%以上を占めていることになります。 |
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(2)中分類で見る死因順位 |
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| 同じデータをもう少し詳しく見てみます。悪性新生物とはいわゆるガンです。
そして、このグラフからは循環系の疾患の中身が、主に「心疾患」と「脳血管疾患(脳卒中など)」であることがわかります。 「ガン・心臓病・脳卒中」というフレーズは、TVの保険のCMでもおなじみになっているので、皆さんもよくご存知かと思いますが、心疾患と脳卒中は数年前までほぼ同率の15%ずつくらいの割合でした。 (2)のグラフでは、心疾患が16%、脳血管疾患(脳卒中など)が12.3%なので、「ここ数年で心疾患で死亡する割合の方が増えてきた」とみえます。 しかし、これは脳卒中が死亡につながるケースが医療介入によって減ったことを表しているだけで、脳卒中発症そのものは現在も増え続けているということに注意が必要です。
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| (3)小分類で見る死因順位 | |||
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| 同じデータをもっと個別の疾患に分類してみて見ます。
ガンも、発症部位別にして、より病名をはっきりさせたデータにしてみます。 すると意外なことが見えてきます。グラフでは字が小さくて見えないかも知れないので、上位20までを下記に示します。
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| 「あなたはこのうち、どの死に方を選びますか?」 と言われたらどうでしょう。 でも、このグラフはそう問いかけています。 もちろん、老衰(ろうすい)と言いたいところです。しかし、残念ながら、このグラフが示す現実は厳しいものです。 私たちはどことなく「自分は老衰で死ぬのだ」という淡い期待を持っているものですが、老衰で死ねる確率というのはたったの2.4%。 つまり、“安らかに死ねる人”というのは100人いたら、2〜3人なのです。 これは、現代日本は、相当心してかからないと、“健康に死ぬのが難しい”世の中なのだ、ということを物語っています。 また、「自殺」が10位にランクインされているのも気になります。 上の表とは違うまとめ方によっては、2005年中自殺で死亡した方は最大32,552人にのぼると言います。これは1日のうち、90人の方が自らの命を絶っているという計算になります。 日本は残念なことに先進諸国の中でもトップランクの自殺大国なのですが、老衰よりも自殺の方が多いという、この国の現実をしっかり見ていく必要がありそうです。 個別疾患で見ると、死因トップは、ガンではなく「肺炎」になります。3位に肺がん、7位と20位にも呼吸器系疾患がランクされていますので、死因から見る限り、今、日本人の臓器では「肺」がもっとも弱いと見ることができます。 さて、来年からは、この個別死因のデータをもとに、ひとつひとつの病について、最新情報を織り交ぜながら、その予防策と、個別の病の背景にあるココロのしくみについて分析していきたいと思っています。 健康は自己防衛、いや「自己創出」する時代になってきました。 ココロの持ち方で発病予防や病気の進行を遅らせることができるなら、これに越したことはありません。 ココロとカラダのつながりについての深い知識を身につけ、来年2007年が、皆さんにとって今年よりもっと元気に、健康にご活躍できる年になることをお祈り申し上げます。 |
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人体の謎研究所&波動リーディングセンター |
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※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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