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板垣宏征の「見えない・からだ学」 55

「潜在意識と病と 〜握手から見る潜在意識のメッセージ〜

 私は出張でよく新幹線に乗ります。

 ときに有名人(スポーツ選手や芸能人)に会ったりすると、写真やサインは気がひけるので、とりあえず握手だけしてもらうことにしています。

 握手の仕方でその人の勢いというか、元気のよさというのがわかります。

 ある有名な格闘家と握手したときのことです。

 「ああ、なんだかこの人は左側にからだが傾いてるな」と感じました。格闘家だから握力は強いのですが、ほんの一瞬の間にも力の入れ方に不安定さがあります。

 私は、この選手の次の試合日程を知っていましたので「ケガがなければよいが」と思っていましたが、案の定、その試合で左足の骨折をしてしまいました。

 握手でさえ、さまざまな情報を相手に与えるものなのです。

 握手と言えば、政治家の方にとっては第2の言葉とも言われるくらい大事なものです。

 私はこのたび新政権を発足した、安倍晋三総裁とも偶然握手してもらったことがあります。私の生まれ故郷も山口県の下関なので、たまたま帰省した際、選挙中で安倍さんの街頭演説を聞いたのです。

 安倍さんも握手の効用はしっかり心得ていると見えて、多くの人との握手の後でも、その力強さと安定感が伝わってきました。

 政治家にとってはこれはこれで、相手に「この人は強い」という印象を残すのにはとてもいいと思います(とくに選挙中は)。でも、一般の私たち同士のあいだではこのような握手は相手に一方的な関係を迫るという印象を与えかねません。

 ここで、握手の様子から相手に与える印象について、少し豆知識を列記しておきましょう。

 (1)指先だけに力の入った握手・・・不安感と警戒心。胃腸、膀胱の弱さ。

 (2)がっちり上からくる握手・・・威圧感、関係の上下を求める。私は信頼できるぞ、とことさらに強調。心臓の弱さ。

 (3)どちらかにスライドする握手・・・防御、重心の偏り。気の弱さ、あるいは普段から怒りを抑圧している。膵臓か肝臓の弱さ。

 (4)上下にスポンと抜けそうな握手・・・場の空気を読むのが苦手。肺、呼吸器系、脊椎の弱さ。

 上の例は、立った状態での右手の握手を前提にしています。

 左手の時、あるいはお互いの背の高さや座っている場合などで印象は変わるでしょうが、この4パターンだけでも頭においておくと、相手の様子を知る大きな手がかりになります。

 では一方、相手にいい印象を与える握手の仕方というのはあるのでしょうか。

 それは、小指に意識を集中する握手です。

 小指に力を入れても、それほど強い握手とはなりません。ただ安定感は相手に与えることができます。小指に力を入れると掌(てのひら)がしっかり相手をカバーします。

 力ずくではなく安定感と爽快感を与える工夫。相手には手が包まれたような(たとえあなたの手が小さくとも)、「ああこの人は安心できるな」というような印象を与えることができます。

 あの大横綱・千代の富士は立ち会いで相手の廻しを取るとき、小指がしっかり廻しにかかることに意識を集中させたそうです。

 力士の中では小柄な体格だった千代の富士があれだけの大横綱になった理由は一番一番の、その意識があったからなのかも知れません。

 ただ、小指に安定して力を入れるというのは、これはやってみるとわかりますが、体調がすぐれないとか心理的に不安感があったりすると難しいのです。

 「気」の流れ(経絡・けいらく)に、小指に抜けるものがあって、それは小腸の経絡です。(図1)

<図:小腸の経絡>
 小腸はいわば、おなかの真ん中。消化吸収のために血液が豊富に集まり、エネルギーバランスの核となる場所です。

 末端冷え性の方は、小腸に血液が必要なために手足の血液循環がおろそかになっていることから起こります。

 また遭難などしてよく「眠るなー!眠ったら終わりだぞー」なんていうシーンを映画などで見ますが、人間のからだは危機的な状況に陥ると、脳の血流より優先しておなか(つまり小腸)に血液を集めるのです。

 小指の力の入れ具合とは、つまり、小腸というからだの要(かなめ)の様子を暗示するわけです。

 波動リーディングの現場で、わたしはクライアントさんの帰り際に不意に握手を求めることがあります。

 これは、からだの調子や心の安定度がどれくらい整っているかをこちらが確認するためにするのですが、上のようなお話を知っているクライアントさんですら、不意にはやはり小指の力が安定しません。

 安定感とはやはり、日ごろの感情や体調管理が左右するもの。逆に言うと、こうした握手を意識することで自分の体調と心理面をコントロールするきっかけにもなるわけです。

 握手なんてと思うか、握手こそと思うか、ぜひ一度、お試し下さいね。




 人体の謎研究所&波動リーディングセンター 
  所長 板垣宏征

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 http://www.nazoken.com/

 ※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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