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板垣宏征の「見えない・からだ学」 51号 |
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「潜在意識と病と 〜ペルソナというテーマ〜」 |
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先日、クライアントさんからこんな体験談を聞かせてもらいました。 この方は、自覚症状に首こり、肩こり、手足の冷え、目の疲れ、節々の痛み、慢性の副鼻腔炎などを抱え、日常生活に支障をきたすほどに、悩まされ続けていました。 情報水をお作りし、そのつど少しは快適になるのですが、すべてがすっきりという訳にはいきません。 普段の生活では、仕事も家庭生活もきっちりこなし、主婦としてもご主人を大切にされています。親戚づきあい、同僚との人間関係、近所づきあい、朝から晩までのやるべき諸々のこと・・・、すべてに丁寧すぎるくらいにちゃんとするので、周りの人に信頼され頼りにされています。 でも人間誰しも、自分を解放したくなるときはあります。 心が時間にしばられ、人間関係にしばられていると、その滞ったエネルギーはからだに表れて、諸々の症状に結びついていきます。 私や周りの薦めもあって、先日、意を決して石垣島に長期の旅に出かけられました。 彼女が石垣島に行った時、ご自身でびっくりしたのは、普段あれだけ悩まされていたはずのあちこちの自覚症状がすべて消えて、これまでにないウソのような軽いからだを感じたということでした。 石垣島の類まれな場のエネルギーが功を奏したのか、それとも日常生活を離れて、心にたまったエネルギーが思いっきり開放されたのか。 おそらく後者だろう、と私は思います。 人間、治る力はみな持っている。自然治癒力はすべての人にちゃーんと備わっています。 それを開放するのは、心の開放、つまり、いったん日常生活を取り巻くすべての要素を取り外してみる、ということなのです。 一度そうした体験をすると、からだの方も自信を持ってくれます。からだ自身が、「ああ、これでいいのか」って、思い出すからです。 この方の日常生活を取り巻く環境は、決して特殊というわけではありません。ご主人もやさしいし、子供たちもとてもいい子に育っている。 こまごまとした大変さはあっても、大きな不満はありません。むしろ幸せな生活です。それでも期待されている自分を演じる日々に、疲れてしまう。 考えてみて下さい。この世に生まれた瞬間、私たちは人間という役を演じ始めています。名前をつけられると、私なら「板垣宏征」という役を演じるようになる。 この親の子供という役、大人という役、社長という役、主婦という役、学校の先生という役・・・。 そう、人はみんなペルソナで生きています。ペルソナって「仮面」というより、「演じる役」っていうことなんですね。 私たちが生きていくには、何かのペルソナを演じきるしかありません。それはよい悪いではなく現実ですね。 だったらできるだけ、素敵な役を演じて生きたい。できるだけ、仮面は自分でちゃんと選択していった方がいいです。 ユング心理学では、ペルソナを「社会的元型」とか「順応元型」と呼び、「社会に適応した態度」と定義するそうです。 人間成長の初期においては、親や近親者、友人や先生の期待に応えようとして、「ペルソナ」が形成されます。その態度や行動は、大いに褒められたり、あるいは受け入れられず、時に罰せられたり、非難されます。 時には愛され、時には叱られ、そうした過程を経て、適切な態度が形成され、周囲との調和が育てられていきます。 いい悪いにかかわらず、私たちが社会で生きようとすると、ある程度、望まれた態度や役割を要求されます。社会や世間が要求する「適切な」態度や役割、あるいは、自分が適応しようと思う態度や役割…それが「ペルソナ」なのです。 ただ、人間は外界・社会に適応すると同時に、自分の内界にも適応していかなくては、バランスが取れないようになっています。 外界ばかりに向いている仮面だと、すぐに重くなって、そのサインはからだに出たりします。そんな時、いったい誰がこの仮面を演じているのかを思い出してやる必要があります。 日常の舞台を降り、先の女性のように、時間も人間関係もいったんぜんぶ外してみる。すると、「今ここにいる」という純粋な存在感を自分のからだに感じることができます。 「今」の「心」と書いて「念」ですが、「念」とは、今という瞬間を感じることができる、ということですね。日常生活においては、私たちは昨日のこと、明日のことに心の力を奪われてエネルギーが枯渇してしまいます。からだを整える力に回らなくなると、種々の症状に悩まされることになるのです。 その後、日常生活に戻った彼女のからだには、また諸々の症状が出始めました。 けれど、それまでとは大きく変わった点は、「そうか、私は治る力を持っているんだ!」という自信を深く深く持てたこと、「この人生の主人公は私なんだ」という自覚を深く持てたことでした。 ですから今は、多少の痛みはある程度、自分でコントロールできるようになっているそうです。 人間には、いくつになっても新しいペルソナを創出できる力が備わっています。病や身体症状という現実を、自分を取り巻く外界と内なる内界の差として見て、もっと素敵な役者になる肥やしにできたら、これは人生の達人ですね。 |
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人体の謎研究所&波動コミュニケーションズセンター |
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※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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