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板垣宏征の「見えない・からだ学」 45

「動悸のエネルギーガイド

 「動悸」は女性性のメッセージである、と言うと、怪訝な顔をされる方もいるかもしれません。

 人間は、男性でも女性性を持っていますし、女性でも男性性を持っています。

 これは陰と陽のバランスと言い換えられますが、これがアンバランスになったときに、からだに表れる形のひとつが動悸である、と私は考えています。

 動悸について医学的に見る要因はいくつかあるのですが、それはお医者さんにお任せするとして、今回は動悸のリーディング例をご紹介したいと思います。(本人のプライバシー保護のため背景等は少し変えてあります)

 ご来所されたのは、病院で自律神経失調症と診断された女性。心療内科にかかっており、動悸と不眠のため、安定剤と睡眠薬を飲んでいるとのことでした。

 私たちは医師ではありませんから、病院での診断や薬の飲用などに意見をはさむことはまったくできません。「この薬は飲むべきでしょうか?」とクライアントさんからよく質問されることがありますが、「お医者さんの指示にはできる限り従うようにして下さい」と申し上げます。

 その上で様子をうかがうと、右目に比べて左目の視力が弱いということ、左の肩コリがやけに強いことがわかりました。それでリーディングで何かわかるかも知れないと思って測定しました。

 すると、左の「腎」のエネルギーと左心室のエネルギーが弱いことがわかりました。聞いてみると、症状が出るのはほとんどいつも左半身とのこと。

 左側は、女性性の課題が出やすいと言われる側です。

 これは女性性課題による陰陽バランスの低下では? と直観しました。

 この方の場合は、特に左「腎」のエネルギー低下が顕著でしたので、親との関係が関与していそうです。

 「腎」がなぜ親かというと少し説明が長くなるので割愛しますが、もともと女性性の源泉が母親との関係を指すこともあり、左側の腎ということで、母親との関係を聞いてみることにしました。

 すると、彼女は記憶を辿るようにポツポツと話し始めてくれました。

 彼女は6人兄弟の末っ子(すぐ上ともかなり年の離れた)で、物心ついた時には母親はすでに病床にあり、お母さんはどこかで自分の余命を悟っていた様子で、まだ小さい彼女を残すことが忍びなく、その分できる限り彼女を抱擁し、母親としての愛情を注いだのだそうです。

 でも残念ながら、お母さんは彼女が小学校にあがったころ、この世を去ってしまいました。

 とてもかわいがってもらっただけに、彼女にとってはとてつもない悲しみとショックが残りました。引き裂かれる恐怖、愛したものを失うことへの不安・・・。

 そのようなお話をひとしきり終えると、彼女の目から大粒の涙が零れ落ちました。

 この解消されない感情は、リーディングでも「不安」「恐怖」「失望感」と言った心理状態への適応力にも影響していました。

 「今、失うことが怖いものは何ですか?」 

 私が聞くと、彼女は少し考えて、「一番大切なのは主人です」と答えてくれました。愛する者を失ったというショックが、いま必要以上に、愛するご主人が離れていくことへの恐れを増幅している・・・。

 心臓のチャクラは「愛のチャクラ」と呼ばれていて、ここに課題があると動悸としてサインが出るのかもしれません。

 心臓は左側から血液を全身に放出しています。つまり、受け取ることより与えることでバランスが取れることもあるんです。

 そんな話をすると、なぜか彼女はほっとした様子で、「母親との別れがいまだにこんなにからだに影響しているとは思いませんでした。いま私が何をしなければいけないかわかったような気がします」と言って下さいました。

 からだが示してくれるサインというのは、医学的診断以上の意味がこめられている場合があります。

 私たちは、実際に触れられる皮膚一枚の内側を「からだ」と割り切って考えがちですが、この、今さわることのできる実体としての肉体も、いつも新陳代謝を繰り返していて、細胞は常に入れ替わっています。1年もすればほとんど真新しい身体に生まれ変わっているのです。

 では、どうして1年後も私は私の肉体であり続けるかというと、そこには目に見えない生命場があり、それを反映して今の肉体が成り立っているわけです。

 そして、この生命場は生まれてこれまでの様々な経験を記憶しています。

 私たちはそこを「見えない・からだ」として想定して位置づけ、まだまだ謎に包まれた「からだ」の不思議にチャレンジしようと思っています。

 これまでの生き方や人生をいっしょに振り返るとき、クライアントさんの経験がたくさん詰まった「見えない・からだ」が、今の自分のからだの状況にどんな影響を及ぼしているのかが見えてくる。

 そうした発見をカウンセリングの中で話すことで、自分をまったく違った角度から見つめるきっかけを持っていただく。

 波動リーディングは、まさしく自己認識を促す気づきの療法なのです。

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 人体の謎研究所&波動コミュニケーションズセンター 
  所長 板垣宏征
  http://www.nazoken.com/

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