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板垣宏征の「見えない・からだ学」 38

元気のエネルギーガイド

 あけましておめでとうございます。さあ、2006年がスタートしました。

 年明けにふさわしく、今回は「元気」についてお話したいと思います。

 その前に、ちょっと何か、年初の宣言をひとつ、しときませんか?

 今年の自分に納得できる目標でけっこうです。

 例えば、

  ・今の仕事のエキスパートになる!

  ・今年の1.5倍の利益収入を目指す!

  ・デトックスを実行し、今の体重の90%のスリム化を目指す!

  ・ご先祖様の墓参りに行く!

 ・・・きっと1年後、この宣言に戻って来れますように。

 元気とは読んで字のごとく「気」が元へ戻ることです。今年最初の宣言に、無事に戻って来れること、これもまた元気。

 行く末をきちんと見通し、そこへ到着し、達成感を味わうこと。

 宣言、目標を発した自分に堂々といられること。

 これにより心身のエネルギーが満ちてきます。まさに元気。

 また目標を達せられなかったとしても、宣言を発した自分がそこにいると思うとなんだか安心感があります。その自分と照らし合わせて軌道修正ができると、無駄な行動やエネルギー消費を避けることもできる。

 目標設定と安心して帰れる場所。これが元気の本質なのです

 さて、なぜそう言えるのかについて、説明していきましょう。

 もともと元気とは、東洋医学における「気」の種類をさす言葉なんです。

 元気のほかに、宗気(そうき)、営気(えいき)、衛気(えき)などが人体を構成する主な気と言われています。

 ●宗気(そうき)・・・心拍、呼吸の律動運動を促進

 ●営気(えいき)・・・栄養作用、血液組成

 ●衛気(えき)・・・防御、体温調節作用

 ●元気(げんき)・・・生命活動の原動力、原気、真気ともいう

 この中で「元気」とは、先天の精から生み出される「腎中の精気」が化生したもの、臓腑とすべての組織器官にいきわたり、生命活動の原動力となる気とされています。

 腎中の精気? 何のことかよくわかりませんが、平たく言うと、これは親からもらった生命力のことです。

 人は、数え7歳までは親の腎の気で成長します。自分で「気」を練れるようになるまでは、親から受けつぎ備蓄していた「気」で生きていくのです。

 七五三は7歳になったら初めて人として扱われる、という意味を持っているそうなんですが、たしかに小学校は7歳で上がりますし、こういうところに先天の精気の考え方が残っているんですね。

 それはともかく、両の腎は両親を表し、先天的な親の精気は腎中に宿るということ。これを知ってください。つまり、「元気」の本来的な意味とは、自分の発信源である親の元へ戻ってくる、ということなのです。

 お正月に元気のお話を切り出したのは他でもありません。墓参りとか、故郷へ帰るという習慣は、みんな、「元気」になるために自然と行なう行為なのだと知って頂きたかったからです。

 先ほど、年始の宣言の話をしましたが、目標設定というのは、今の自分からしか発せられません。その自分を振り返らなければ、目標は達成できたのかどうかがわかりません。

 そして、その自分はどこから来たかというと、もとはといえば両親からです。これはどんな人でも避けられないこと。人はいい意味でも悪い意味でも(反面教師としてでも)自分の親を認めていくしかないのです。そこからしか自分を出発させられない。

 目標設定の出発点であり、安心して帰れる場所でもあるところ。それは両親。親を客観的に見つめることができることが、すなわち元気のもとなのです

 病や心理的な葛藤で、元気でない人が必ず行きあたるのがこの両親との関わり方です。

 波動リーディングに取り組んでいると、一般的に左の腎臓が母親、右の腎臓は父親を指していることがよくわかります(性差・個人差で逆になることもある)。

 どちらかに偏りがあるという人が大半ですが、これでお母さんの仲がよくないか、お父さんと仲がよくないか(あるいはなかったか)といったことがだいたいわかります。

 両親とのそれぞれの関係がわかると、自分が何者かがはっきりとわかってくるようになります。つまり、これが元気になるためのスタート地点なのです。

 今、日本は未曾有の混乱期にありますから、今年もたくさんたいへんな事件や政治的課題がクローズアップされ、それがゆえの国民の閉塞感、健康問題、病気の増加も続くでしょう。戦後60年の間にさらされてきた生活習慣病を、少しずつ改善していこうというプロセスですから、ちょっとやそっとで切り抜けられない。

 でも、個人にとって病気とは苦しくとも大きな心身の変化を与えてくれるのと同じように、日本や日本人にとって、大きな心身の成長が、ここ数年の間に待っていると思うのです。

 気が元に戻れば、元気になる

 日本にとって、元気とは、どこへ戻ることなのでしょうか?

 バブル前? 戦後の復興期? はたまた戦前? 

 目標設定の出発点であり、安心して帰れる場所。

 未来に目を向けるために、みなさん、そっと、自分の胸に手を当ててみましょうか。

 そう、そこ。

 きっと、元気の出発点は、そう難しくないところにあるはずです

 さあ、今年は戦後61年目。還暦を終え、新しい人生がスタートする年ですよ。

 人体の謎研究所&波動リーディングセンター 
  所長 板垣宏征
  http://www.nazoken.com/

 ※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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