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板垣宏征の「見えない・からだ学」 26

「朝、目覚めた瞬間を有効活用する法」

 さあ、朝、目が覚めました。

 今日1日、やる気がおこるかどうか、あなたのその決め手は何ですか?

 (1)その日の天気

 (2) 朝ごはん

 (3)今日やる仕事内容

 (4)今日会う予定になっている人

 (5) 財布の具合

 たいていの人のやる気は、(3)か(4)で決まってしまいそうですね……(5)の方も結構いる?。

 できれば、(1)の天気、(2)の朝ごはん、と答えてみたいですね。その方が人間としてはるかに健全でしょう。

 「ああ、今日はこれをやらなくちゃいけない・・・」

 「ああ、今日もあいつと顔を合わせるのか・・・」

 「今日は月末の支払い日、うーむ、憂うつだ・・・」

 そうやって消極的に始まる1日と、

 「やった! 今日も一日がやってきた!」

 「よし! 今日はどんなことをやろうかな、ワクワク」

 「今日はどんな人と会えるかな、楽しみー」

 で始まる1日。お気楽さんに見えるかもしれませんが、長い目で見ると、後者の方がずっと健康的です。朝起きた瞬間の気分というのは、からだにとってものすごく重要だからです。

  朝、目覚めた時というのは、からだの中ではACTH(副腎皮質刺激ホルモン)というホルモンの分泌がピークになっています。

 これは脳幹にある脳下垂体というところから分泌されるホルモンですが、副腎に作用して、副腎皮質ホルモンの分泌を促します。

 「副腎皮質ホルモン=ステロイド剤」としての名前を聞く方が多いかもしれませんが、このホルモンは、もともと人体から自然に分泌されているもので、抗炎症作用や、行き過ぎた免疫を抑制する作用、さらにはさまざまな代謝をスムーズにして、からだを抗ストレス状態に導く作用など、「ストレス対抗ホルモン」として、とてもありがたいホルモンなのです。

 そのありがたいホルモンを誘導するACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が1日の始め、目覚めの瞬間にたくさん分泌されるということは、その瞬間に感じている気持ちが、1日を始める上でいかに大切か、ということなんです。

 この朝の一番大切な瞬間を子育てに有効に活用するために、私の家庭では子どもたちに次のことを奨励しています。

 A.「おはよう! 今日もハッピーラッキーデーだぞ!」と笑顔で声をかける。そして、「おはよう!」と元気に返事をさせる

 B.起きたときの横になったままの状態で、ぐーっと上下に「伸びー」をさせる

 Aは、もちろん気分よく1日を始めるためです。起きたとき、今日も世の中は楽しいぞ、と思えるかどうかは、人生に能動的になれるかどうかを大きく左右します。

 Bは、これは知り合いの女性の実経験に基づくものですが、この女性はすらっと背が高く、スタイルが抜群です。両親ともにそんなに背は高くないと言っていましたが、その秘密は小学生の頃から身についた、「朝起きたらすぐに伸びー運動」にありました。

 朝のACTHを有効利用すると、見事なスタイルを獲得できるのです。

 そんなのもっと早くに知っときゃよかった、というブーイングの声が聞こえてきそうですが、人生いつでも遅いということなし!です。精神面も身体面も、今日朝一番の目覚めの瞬間を上手に活用することで、その日1日をとてもハッピーにすることができるのです。

 朝の目覚めの気分というのは、昨日までの自分の状態を素直に表現しますから、起きぬけのまま無意識でいると、自分にどれだけのストレスが溜まっているのかが容易にわかってしまうほどです。子どもたちを観察していても、朝の目覚めが悪い日が何日も続いていると、決まって熱を出したり、風邪をひいたりします。

 大人になると、昨夜の深酒、夜更かし、目覚まし時計・・・と、毎日をハッピーで目覚めることを難しくさせる要因が増えます。その最大のものは「持ち越しストレス」でしょう。昨日やり残したことや、ずっと尾を引いている人間関係ストレスなどです。

 朝のACTHは1日分のストレスに対抗するようにその分泌量が調節されているのですが、持ち越しストレスの多い人は、その分、多量にACTHを分泌することになるということです。

 大切な抵抗力を補ってくれるACTHも、あまり多く分泌しすぎるとよいことはありません。からだを引き締めすぎると同時に、脳に作用してしまって、なかなか「よい目覚め」を実現できなくなります。

 「しようがないよ、俺、ストレスだらけだもん」と、手をこまねいてしまっているあなた!

 それではせっかくの人間力が衰退します。イメージという力、想像力・創造力という力は、個人個人だれにでも備わっているもので、その力を使おうとするなら朝、目覚めた瞬間にこそ最大限に活かすべきでしょう。

 今日もいい一日だ! と目覚めること。それを意識して習慣化していくと、不思議とからだにエネルギーがみなぎってきます。そうやって、自分自身で自分にとってのハッピーラッキーデーを創り出してやるのです。

 さあ次に、そうやって始まった1日を、もっとハッピーにする方法をお話します。

 見えない・からだ学では、これまで何度も書いてきたように、自分の「見えない・からだ」が四方に8mある、という考え方を前提としています。

 8mある自分が、色んな人と触れ合いながら、仕事場に出かけていくのです。

「存在=(イコール)エネルギー放射」とも考えられるのですが、自分の気持ちや意識の持ちようは、最低でも8m範囲まで届くと考えてください。

 とするなら、朝の出かけている最中の気分も、もっと、有効活用させてやる方法がありそうですね。

 電車を利用する人、車を利用する人、バス、自転車、徒歩? いずれにせよ、家を出てから仕事場に着くまでの間に何人もの人とすれ違うでしょう。その時、無意識の奥のほーうでは、たくさんの人たちとの共鳴と干渉が起こっているのです(見えない・からだ同士が接触しているので)。

 「袖触れ合うも他生(たしょう)の縁」ということわざはよく知られていますが、「たしょう」とは「多少」ではなくて「他生」、つまり前世とか来世を指す仏教用語なんですね。

 すれ違う人々というのは、来世か前世かでお世話になる人、なった人。(地球上に60億人も人間がいるのに、その中で顔を合わせるなんてだけでも実はすごいご縁なんですね)

 でも、そういう縁ある人でも、今世においては見ず知らずの人なので、いきなり声をかけるのは憚りがあります。そこで、人間特有の能力を使いましょう。簡単です。「思い」でハッピーエネルギーを届けて下さい。

 「あなた、今日1日、超ラッキーですよ。幸運があなたに舞い下りますよ

 8m範囲の射程距離に入った人々に、次々とハッピーエネルギーを放射して見て下さい。少なくとも四方八方の8人。

 朝のうちは、朝日のエネルギーが補完して助けてくれるので、意識を放射するにはとてもいい時間帯なのです。これは曇っていても、雨でも有効です。朝日がまったく届かない日というのはないのですから、こちらからの放射エネルギーが反射して、自分のやる気エネルギーとしてはね返ってくるのです。

 前にこの連載の第8号で触れましたが、「人間エネルギー保存の法則」は、思いのエネルギーにも通用するもので、出せば出すほど、入ってきます。

 ハッピーエネルギーをみんなに放射する人は、特に午前中、日が昇りきるまでのうちに放射したエネルギーが、その分だけ、いやそれ以上のハッピーエネルギーとして、太陽が補充してくれるのです。

 ハッピーエネルギー放射のキャリアを積んでいくと、それはその日のうちに(午後から夕方にかけて)具体的なラッキーな出来事として返ってくるようになります。

 最初は、本当に「その人のため」を思わなくて結構です。自分にエネルギーが返ってくるのにその人を利用するくらいのつもりで始めてください。

 でも、内容が相手のハッピーを祈るのですから、続けているうちに、まずこちらの眉間のしわがとれてきます。「幸運があなたに舞い下りますよ」と相手に意識を向けるうち、なんだか口元もほころんで、笑顔が出やすくなります。

 顔相のよい人に不幸な人はない、と昔から言われている通り、他人の幸運を祈る人ほど、まず福相になるのです。それがその人にさらにハッピーエネルギーを引き寄せてくれます。

 ハッピーエネルギー放射を始めてみると気づくことなんですが、たいていの人というのは、人と目を合わせないように下を向いて歩いているのです。

 「何かをされるのではないか」という恐れのエネルギーの方が先に出やすい人が圧倒的に多い。つまり、多くの人が受身の人生を送ってしまっている、ということが見えてきます。

 この記事を読んでしまったあなたは、ぜひ、今日から能動的な自分の人生の方に移ってください。簡単なことです。ハッピーエネルギーを出会う人、人、人、に心の中で放射するだけ。前世ではお世話になりました、という感謝の気持ちを込めて、

 「あなた、今日1日、超ラッキーですよ。幸運があなたに舞い下りますよ

 

 人体の謎研究所&波動リーディングセンター 
  所長 板垣宏征
  http://www.nazoken.com/

 ※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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