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板垣宏征の「見えない・からだ学」 21号 |
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症状編(5)「こころとからだの皮膚炎(2)アトピー性皮膚炎」 |
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お肌って内臓の鏡であると同時に、こころの鏡です。
からだの器官の中でもっとも総面積が大きいのが皮膚。からだの内と外を分けるこの薄い壁には、からだの中で起こっているさまざまな出来事が反映されます。 怒れば顔が赤くなるし、恐怖で青ざめたりする・・・。 お肌の調子を見極めるには、感情の影響は計り知れません。 今回、こころとからだの皮膚炎(2)と題して、「アトピー性皮膚炎」について考えてみたいと思います。 ……………………………………………………………………… 「わたし、ほんとは美人なんだよ」 そう明るく言う彼女の顔は、痛々しいほど腫れ上がっていました。 20歳の女性。短大を卒業し、夢だったパタンナー(デザイナーの描いた画をもとに型紙を起こすプロ)の仕事への就職が決まって、さあ、これから社会人という時期でした。 「社会人だし、からだのこと、この休み中に何とかしたいんだ」 『アトピー性皮膚炎』とは、子ども時から診断を受けていたそうです。 この疾患ほど皮膚と内臓の関係を語るものはありません。病院では同じように診断されている方でも、その成り立ちは人それぞれで、多種多様。 原因も複合的なケースが多いので、クライアントさんには体質改善だと思ってもらって、8ヶ月から1年くらいお付き合い頂くようにお勧めしています。 「えーコホン、はじめに申し上げますが、私には、あなたの皮膚炎を治して差し上げることはできません。あなたの皮膚が訴えていることをいっしょに考え・・・」 おなじみの前ゼリフ(前号参照)を私が唱えていると、彼女の方は、顔をうつむけて泣き始めていました。(あらら・・・) さすがに念仏をやめて、真正面に向きなおすと、彼女の口からは、 「わたし、一生このからだなのかな? ずっーとこの皮膚とつきあっていく? 仕事ちゃんとやってけるのかな?結婚してくれる人いる?子ども産めるのかな?」 堰(せき)をきったように訴え始めます。 そして、ちょっと動揺した私に気を遣うように、今度は落ち着いた口調で話を始めてくれました。 見た目はかなり気丈そうな彼女は、こどもの頃から人前では、つとめて明るくふるまってきたと言います。人に自分の肌のことを心配されるのを避けてきたのです。 「大丈夫、大丈夫」と自分を励ますつもりで周りを盛り上げ、いつしかムードメーカー的存在となって、みんなの中心になっていました。おかげで友人もたくさんいます。 「でも、ときどき不安になるの。わたしって、ほんとに大丈夫なのって?」 キャラクターを崩すまいと人前で元気にふるまう分、一人になったときに強烈な不安感が周期的に彼女を襲います。みんなに取り残されてしまうような不安感なのだそうです。 そして、これが何日か続くと決まって皮膚にかゆみが出始めます。薬を飲み、塗り薬を一生懸命すりこみ、自己嫌悪に陥る・・・。 「この気持ちのアップダウンがね、限界に来るのが、だいたい季節の変わり目」 季節の変わり目、人生の節目などで環境が変わるたびに皮膚の状態が悪化するというのですが、「みえないからだ学」でこのパターンの皮膚炎を読み解くとき、この「アップダウン」というのが大きなキーワードになります。 波動リーディングによると、彼女のからだの状態で一番反応したのは「大腸」でした。 特に大腸内の酸性・アルカリ性度合い(pH)に大きな乱れがあります。 アトピー性皮膚炎ではこのケースは結構多いのですが、腸のpHに乱れがある場合、腸内に100兆住むといわれる腸内細菌が打撃を受け、大腸内にさまざまな毒素を発生させてしまいます。 そして、その毒素はどこへ行くのかと言うと、腸管のリンパ管が回収し、末端のリンパ、つまり皮膚へと運ばれてしまうのです。 汗で出て行く以上に毒素が皮膚にたまってくると、これが皮膚炎のもとになります。 腸管は‘内なる外’とも言われるのですが、確かに腸管壁と表皮は発生学的にも似ており、腸の状態をそのままひっくり返したら皮膚の状態といってもよいほどなのです。 「よく食べる?」 女性には失礼なモノ言いと承知しつつ、彼女に聞くと、 大腸の波動が反応するアトピー性皮膚炎の方によく見られるのが、こういった食事のパターンです。気持ちのアップダウンが激しくなると、それが「胃液」の出方に影響します。この女性も、胃液の分泌が極端になっていました。 胃液は胃酸というくらいですから、pHで言うと「1」とか「2」とかの強酸です。他の消化液はだいたいアルカリ性をになっていますから、消化された食べ物が胃→十二指腸と来て、小腸を通る頃にはじょうずに中和されて、pHは5〜6、大腸まで行くと7くらいになるのがちょうどよいわけです。 ところが、アトピー性皮膚炎の方では、このバランスが悪く、食事をしなくても胃酸が出たり、逆に食事しているのに胃酸分泌が悪かったりしていることがあります。 こうなると、大腸内では酸が強くなったり、アルカリになったり慌ただしくてしょうがありません。その都度、腸内に毒素が発生するので、腸→リンパ→皮膚排泄→毒素の沈着→炎症というサイクルがひっきりなしに起こるのです。 胃はもっとも感情面の影響を受ける器官です。一夜で胃潰瘍になることがあるほどですから、胃酸の出方は感情のうごきそのものであると言っても過言ではありません。 例えば、怒ったり、いらいらしたりすると血液中の血糖が増加し、胃は胃酸をどんどん放出します。逆に心配事があったり、恐ろしいことがあると、胃は貧血してその働きをやめようとします。 不安なときは胃の内容物はなかなか腸に移動しません。逆に興奮しているときは、移り方が早く、十分な胃液作用を受けないまま食べ物が移動してしまうので、消化不良になりやすいのです。 波動リーディングによると、彼女の場合、「恐怖」という心理面の波動が「胃」の波動に干渉していました。 胃がきゅーっと働きを止めてしまうほどの体験が何かあったはずです。 「お父さんって恐かった?」 私がいきなりそう聞くと、怪訝な顔をしながらも彼女は、 聞いてみると、確かに父親は厳しく、とくに食事中の礼儀作法にうるさかったと言います。彼女は乳児のころから皮膚は弱かったものの、4歳を過ぎたころから皮膚炎がひどくなったらしいのですが、3歳は膵臓(消化液や血糖ホルモンを分泌)、4歳は胸腺(リンパ球の免疫器官)が最も育つ時期です(第15話の図を参照)。 消化と免疫、つまり腸管免疫のはたらきですね。そして、子どもにとってこの頃は、社会性というものに始めて触れていきますので、父親の影響を強く受けています。 「食事のときにはいつもピリピリした空気が漂って、父親のコラ!という一言で家族みんながビクっとしてた。そのときは自覚はなかったけど、言われるとたしかに胃酸が止まってしまうほどの緊張だったかもしれない・・・」 食事中にビクっとする食習慣は、想像以上に、のちの「消化パターン」に影響を残します。 また彼女の場合、「そんな行儀の悪い子はうちにはいらない」という父親のことばが潜在意識に残っていました。一人になると襲ってくる「見捨てられそうな不安感」というのは、このとき根付いてしまったものかもしれません。 「お父さんとは大きくなってもあまり話しなかった?」 「うん、恐いばっかりで。その印象のまま逝っちゃったから」 本人は顕在意識では忘れてしまっていましたが、お父さんへの印象、つまり未完成な男性像というものが、彼女の胃酸の分泌パターンにしっかり心理的痕跡を残していました。 そしてそれこそが、この女性のアトピー発症の根本的な理由でした。 「男性をね。とっても好きな男性を見つけることですよ。その彼にしっかりと抱きしめてもらったら、あなたの皮膚はきっとよくなっていく」 「はあ?」という彼女の顔を横目に、胃酸の分泌にかかわる自律神経系の修正波動と「恐怖」「不安」「孤独感」等、消化作用にブレーキをかけるような感情の修正波動を転写した波動水をつくりました。 それから定期的に通ってもらって、半年たったある日・・・。 「いやー、本当に美人だったんだね!」 「なにそれ。わたしね、彼氏できましたよ。おかげさまでね」 「えー、そりゃよかったね。美人だもんなー、当然だよ」 「あのねー、あんまりプレッシャー与えないでくれる? またいつかゆみがでるか不安なんだから」 「それで皮膚炎がひどくなったら、彼氏が逃げないか、とか?」 「・・・」 「取り残されるんじゃないか、いらないって言われるんじゃないか、ってね。その気持ちをクリアにしていくのは時間がかかると思うけど、そんなのひっくるめて、彼氏に打ち明けてさ、パートナーシップと自分への自信を新しくつくっていくこと!そこに集中していれば、皮膚のことは意識しなくていいと思うよ」 「うーん・・・」 その日以来、波動水は卒業してもらって、ずいぶん月日のたった3年後のお正月。なんと!子どもとご主人と(もちろんあのときの彼)、3人で写ったスナップ写真入りの年賀状が彼女から届きました。 「子ども、産めたよ!自信、ついたよ!」 ちゃんと覚えてたのか。なんだかうれしくなり、母子ともに元気そうな「顔」をしているのを見て、ひと安心。 皮膚―――アトピー性皮膚炎に限らず、お肌の調子がよいと人前に出ても自信が持て、人生にも、ハリが出てきます。 お肌の調子は上に示したように、皮膚だけの問題ではありません。「内臓」と「こころ」のトータルバランスが重要で、もっと言えば、皮膚の調子そのものが、人とのいい距離感、いい人間関係を生むとも思います。 かく言う私も、もともとあまり皮膚は強い方ではないので、自分や家族も含め、今年は少し、新たな手段である「波動転写専用のクリーム」なども併用して、ピカピカの、こころとお肌の波動リーディングに取り組んでみたいと思っています。 |
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人体の謎研究所&波動コミュニケーションズセンター |
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※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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