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板垣宏征の「見えない・からだ学」 20号 |
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症状編(4)「こころとからだの皮膚炎(1)」 |
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先日、当研究所にいらっしゃったのは、うら若き女性でした。
年齢は26歳、未婚。会社では事務員をされています。 彼女の悩みは、ここ数週間で突然手足にひろがった、皮膚炎でした。 皮膚科に通院してお薬は飲んでいるものの、いっこうに改善する気配がなく、顔にもひろがって、会社も休まなければならなくなったことから、不安がつのり、知人の紹介で当研究所を訪れたのです。 波動? 水? 予備知識も何もないまま、知人に連れて来られたこともあって、警戒心がこちらにもひしひしと伝わってきます。 ・・・とにかく何でもいいから、このかゆみと、ひろがっていく皮膚の炎症をとめて! 私に投げかけられる視線が、強くそう訴えているのがわかりました。 女性にとって、肌のトラブルというのは大問題です。ましてや顔へひろがる皮膚炎なんて耐え難いことです。 当研究所には、病院でアトピー性皮膚炎と診断された方をはじめ、多くの肌トラブルの女性が来所されますが、皮膚炎は心理的影響も大きく、それがまたストレスになって症状がどんどん悪い方向へ行ってしまいます。 ・・・どうしたらいいの? そんな切迫した問いが本人から発せられる前に、私は悠長に最初の説明をします。 「私には、あなたの皮膚炎を治して差し上げることはできません。あなたの皮膚が訴えていることをいっしょに考え、あなた自身のからだがその皮膚の状態を治す力を、サポートするだけです」 ・・・がっくり。何言ってんだろ、この人。 初回にはどんな方にもいつもこのような説明をするので、最近は、相手の「ガクッ」という落胆の音が、ほんとうに聞こえるようになりました。 この瞬間、クライアントさんの多くは「やっぱり来るんじゃなかった」と思いますが、でもまあ、せっかく紹介してもらって時間をとってきたので、ひととおり、最初のリーディングは受けてみようということになります。この女性もそうでした。 皮膚は、もしこれを臓器とみなすと、からだの中では最大の総量をもつ器官となります。 私たちが目で見て感じる皮膚は、頼りなげにうすっぺらいものですが、この薄い皮膚の内側には多くの力が宿っており、また内臓の状態や心理面をいろいろな形で表してくれるのです。 このうら若き女性の皮膚炎が最初に現れたのは、手でした。「手のひら」といった方が正確ですが、この時点で、この皮膚炎は「だれか周りの人との人間関係で、もう接触したくない人の存在」を表しています。 手は「つながり」を表します。握手、なでる、触れる、抱きしめる・・・、こどもの頃、お母さん、お父さんや友達と手をつないで歩いたことを思い出してみて下さい。 触れたくない、関わりたくないという、こちらからの能動的なかかわりを拒否したい、という葛藤が「手」を通じて表れます。 では、それは誰なのか? からだが示すところで、その意味を解釈していきます。 波動リーディングによると、この方の「手の皮膚炎」の波動に「干渉」していたのは、「甲状腺」と「腎臓」の波動でした。 ・・・「お母さんとは仲いいですか?」 唐突に私は、質問を発します。意表をつかれた彼女は「えっ?」と私を見返し、 ・・・なんでそんなことを聞くんだろう? と、訝しげな表情を浮かべながらも、同時に「ドキッ」としています。 この「ドキッ」という音も、最近は聞こえるようになりました。 以前、第16話「更年期障害の巻」で登場した図を、ここでもう一度使います。 |
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| 女性の場合、甲状腺は母親との関係が強く表れる器官です。
腎臓も東洋医学では「腎気」は親から与えられ、7歳までは親からもらったその腎気で生命力が保たれると指摘されるほどなので、腎が関連する病は親との関係を示唆しています。 果たして、この女性の人間関係の課題は、ずばり母親でした。 とつとつと語ってくれた彼女の話によると、母親と自分との関係は子どもの時にさかのぼり、その関係は、つねに母から娘へと一方的であったということです。 自分の意見は、いつも途中で遮られる。ずっと続いたその状態から、いつしか、母親の決めたとおりの人生しか歩めなくなったと言います。 「自分がほんとうは、どう感じているのか、選択肢が他にあるのか、自分は何を求めているのか、全然わからないんです」 「ということはつまり、その状況を変えていきたい、と今は感じているわけですね?」 「さあ、それもどうかわかりません」 「でも、からだは訴えていますよ。おそらくあなたの心の声は、自分で自分の人生を選択してみたい、と言っています」 「・・・そうかも知れません。でも」 初回のリーディングは、それ以上深くは掘り下げないで、とにかく甲状腺と腎臓の波動干渉を解く波動水をおつくりしました。 数週間後。 スタッフから取次ぎを受けた電話は、彼女からのものでした。 「あれから、母親に、私としては大きな反抗をしてみたんです」 「どんなことを言ったんですか?」 「それは困るって言いました。何だったかな? 内容は大したことはないんです。ちょっとした頼まれごとだったかもしれないし・・・」 「へー、でもそりゃ、生まれてはじめてですか?」 「そうです。それでね、不思議なんですけど、その時、のどの辺りがすーっとした気分になって、それ以来、波動水に味がついてきたように感じるんです。何も入れてませんよね」 「なんと人聞きのわるい。工場で密封してますからね。成分的には完全に純粋な水ですよ。でも、そこに転写された波動とほんとうに共鳴したら、ちょっと心地よく感じたりする例は、敏感な方ならありますよ。ところで、お肌の方はどうですか?」 「はい、あれから日に日によくなって、今は会社に行っています」 「なんだ、それを先に言ってくださいよ。よかったですね。あなた、それだけ自分のからだに影響を与えることができるなら、きっとあなたの人生も、ちゃんと自分で選択できますよ」 「わたしね、正直言って、こんな怪しげなもので、ここまで進んだ皮膚炎がよくなるのかって思っていたんです。あの時、お話して頂いて、私しかこの症状を治せる人はいないんだ、ということ、それと母親との関係がこの皮膚炎と結びつくなんて夢にも思わなかったもので、それを意識するようになったら、本当によくなってきた。びっくりしています」 私にとっては、彼女の最後の言葉はほんとうにうれしく、私たちの仕事にとって最大のほめ言葉です。 皮膚は、外界と内面とをつなぐ橋渡しをしています。 彼女の場合は、甲状腺と腎臓ということで、母親との関係が表れていましたが、胃や膵臓からくるケース、副腎からくるケース、胸のあたりにある免疫器官や心臓からくるケースなどさまざまな場合があります。 次回は「こころとからだの皮膚炎(2)」として、別の皮膚炎のケースをご紹介したいと思います。 |
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人体の謎研究所&波動コミュニケーションズセンター |
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※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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