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板垣宏征の「見えない・からだ学」 7

「生活編 (1)時間とのつきあい方

 生活の中のさまざまなストレス。

 なかでも昨日までやり残したことを、今日へ明日へと持ち越してしまう「持ち越しストレス」は、人間関係によるストレスに並んで、2大ストレスと言ってもいいでしょう

 「やらなきゃなー」と思いつつも、実行するにはかなりの時間が必要なため、どんどん先送りになってしまうこと、みなさんにもありませんか? 

 頭の隅につかず離れずに残っているこのストレスは、からだにとってはじわじわとボディブローのように効いてきます。

 この「持ち越しストレス」は、時間とのつきあい方ととても関係があるのですが、今回は「見えない・からだ学」から考える、時間とのつきあい方についてお話したいと思います。

 人生80年代を迎えて、日本人の平均寿命が、世界に誇るほど長くなったことはよく知られています。

  でも、経営者の平均寿命に限ってみると、それはだいたい5歳短い「72歳(男性)」くらい、あるデータによっては「64歳」になるとする説すらあります。

 経営者の仕事とは、「プレッシャー」と「孤独」に耐えること。

 そう言っても過言ではありませんが、波動測定を通じて、多くの経営者と接していると、この2つの感情ストレスが、「心臓」の波動に影響を及ぼすケースが多く見受けられます。

 心臓へどのように影響を及ぼすのでしょうか?

 『ゾウの時間ネズミの時間』という本の中で、著者である生物学者の本川達雄先生(東京工業大学教授)は、「哺乳類の心臓は、一生の間に15億回打つという計算になる」とおっしゃっています。

 心臓が1回ドキンと打つ時間を「心周期」と呼びますが、ヒトの場合はおよそ「1秒」です。

 ところが、ハツカネズミなどはものすごく速くて1分間に600回から700回。1回のドキンに「0.1秒」しかかかりません。ちなみに、ネコで「0.3秒」、ウマで「2秒」、そしてゾウでは「3秒」かかるそうです。

 ハツカネズミの寿命は2〜3年、インドゾウは70年近く生きるといいますから、ゾウはネズミよりずっと長生きなのですが、心拍数を時間の単位として考えるなら、ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ生きていることになる、というのです。

 これをこのまま、普通の人の平均寿命と経営者のそれとの比較に用いるのはかなり無理のあることかもしれませんが、心拍数への影響という点で考えると、経営者の「心臓」には「プレッシャー」や「孤独」といった感情ストレスが、普通の人以上の心拍数をもたらしていることは間違いないでしょう。

 ところで、先の哺乳類の15億回という心拍数からいうと、実は、人間の生物学的寿命は「26.3年」という、とても短いものになるそうです。

 縄文人の平均寿命がおよそ31年だったというデータがありますから、哺乳類としての人間の寿命は、子供を生んで育てて、おそらく、ちょうどこのくらいが適当なのかもしれません。

 ・・・ということは、私たち現代人が持ちえている寿命は、ほとんどが余生ということです。

 どうして、人間だけは他の動物たちが持つ生物学的寿命からのがれることができるのでしょうか? 

 ここにもまた、人間が肉体以上の存在であるという根拠がありそうです。

 人間は、いわゆる時計の時間とは別に、内面の時間とも言うべき時間を持っています。

 現代人の寿命がこれほど長いということ自体、すでにそれを証明していますが、物理的な時間を離れて、私たちは内面の時間を旅する自由が与えられている、というわけです。

 先の本川先生の説によると、生物学的に見るゾウとネズミの時間には、その流れ方に18倍もの差があるそうです。

 18倍スピードの違うビデオ映像を想像してみて下さい。

 ネズミから見ると、ゾウはほとんど動かない、そのへんの木となんら変わらない存在ですね。

 逆に、ゾウからネズミを見ると、ひゅっと現れてはひゅっと消える、まさにUFOみたいな存在でしょう。お互い、まさか同じ哺乳類だなんて思いもよらないでしょうね。

 ところが、人間には、時間を想像の中で体験できるという優れた能力が与えられています。

 この「想像力」こそが、時計の時間の束縛から解放させてくれているのではないでしょうか。

 想像的時間は、「楽しい時は早く流れる」とか「熱中すると時間を忘れる」などと言うように、私たち自身よく感じていることです。

 一方の「持ち越しストレス」は、時計の時間の束縛からくる代表的なストレスです。

 このストレスは、具体的に「プレッシャー」という形になって現れてくると、臓器として「心臓」に影響を及ぼします。

 また同じく「不安」や「追い立てられるような気持ち」になると、今度は「腎臓」に負担を与えます。

 臓器にもそれぞれ心臓の時間、腎臓の時間などがありますから、心臓だけ飛びぬけてバクバク鼓動が早いと、ほかの臓器との調和を乱します。

 同じように不安や恐れ、追い立てられるような気持ちは、腎臓の活動を遅くしてしまうので、これまた、全体の調和を乱してしまうことになるのです。

 私たちの波動療法では、臓器に特有の感情ストレスをみつけて、それを波動水で修正し、その臓器本来のリズムを取り戻すことを実践しています。

 こうすることによって、「持ち越しストレス」の蓄積がからだに慢性化してしまう前に、自分自身の自然治癒力で解消してしまうのです。

 しかし、人間には本来、人間特有の内面的時間を大切にすることで、日常生活における物理的時間(時計の時間)にさらされて生じる、本来の自分との時間のズレを上手に解消することができるようになっています。

 ところで、ご自身の出生時刻をご存知でしょうか? 

 朝型・夜型という言い方をよくしますが、朝に強い人は、たいてい明け方から午前中に生まれていて、夜に強い人は夕方から夜に生まれているそうです。

 一度、出生時刻をスタートにして、まったく時間を気にせず、赤ん坊に戻った気持ちで、楽しい1日を過ごしてみてください。

 ひと月のうち1日でも、時計の時間からまったく離れてしまうことが、「持ち越しストレス」解消のための一番の早道です

 そして、想像的時間に入って、自由に楽しく時間の長さを体験してみると、自分に合った、「持ち越しストレス」の意外な解決策が見つかるかも知れません。

 

 

 (株)サンクリエート波動Style事業部
  取締役 板垣宏征
  http://www.nazoken.com/

 ※板垣宏征氏に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。 okada@jmca.net
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