各種インターネット事業をハーツリンクは、国際ショッピングモール「Premium Asia(プレア)」をオープンした。
ローカライズは同社が行なっており、海外企業が直接参入できる日本語のウェブモールは初めて。
現在、インドネシアの雑貨・バッグ・シューズ・ファッション関連のショップが15店、軒を連ねている。
海外のECショップはあまた存在するが、言語・決済・物流などの障壁から日本人が気軽に購入といかないのが現状である。
一方、海外企業も日本に足がかりがない場合、サイトを運営するノウハウ、人材を欠かせず、両者の取引はごく一部でしか行なわれていない。
結局のところ、たとえウェブでも、日本人が現地へ赴き、コーディネートが必要になってくるのだろう。
ハーツリンクは子会社である「いずみやインターナショナル」をアジアオペレーションセンターとして置き、地元企業へアドバイスを行なうことから出発した。
「親日的なインドネシアの国民性、日本人のバリへの強い関心を踏まえ、同国からのサービスインとなった。
とはいえ、いかにも雑な梱包を目の当たりにするなど、ささいなことにリアルなコミュニケーションの必要性を感じた。
当たり前のように日本で流通している製品を持ってきても勝ち目はない。まずはニッチで独自性の強いものを日本へ紹介することになろう」(ハーツリンク代表取締役副社長・山崎陽平氏)
このほか、日本市場の動向や適正価格を伝える情報誌を、地元企業に提供している点も興味深い。
日本文化のアジアへの影響力は、昨今のJ-POPやファッションシーンが示すところ。自社製品に「日本で人気」というお墨付きは心強い。
つまり、情報を提供することによって、現地完結型の自社サイト構築サービスへ繋げたいという青写真を描いているのである。
「『インドネシアでは売れていないけど…』が、『日本で売れていることは魅力。インドネシアでは駄目だろうか?』まで、発展すればベスト。
ローカライズは自社で行なっており、きっかけさえあれば、すぐ新ビジネスへ発展させることができる。
また、これをステップとして考えると、日本企業から現地へのBtoCも視野に入ってくる。」
気になる他の国への進出だが、今のところ、韓国・タイ・ロシアなどが候補として挙がっている。
ただ、次回は子会社を設立するのではなく、他の企業と協業関係を結ぶ方向で検討中だとか。
「まずは、インドネシアでしっかりとしたビジネスモデルを確立することが先決だが、プラットフォームとして名乗りをあげている企業が多く、近い将来、コラボが実現するのでお楽しみに」
日本という魅力あるマーケットをもってすれば、世界中でプレアというECブランドが確立されることはあながち夢ではない。
何より、同氏の口から再三飛び出した「現地とのパイプ」が同社のビジネスを後押しするのではないだろうか。