NTTドコモは6月23日から「iMenu」の一部の掲載順位を、サイト運営企業による入札価格による方式に変更する。最低入札価格は1ヶ月からで、入札単位は1万円。
対象となるのは、「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」「メロディコール」「待受画面/フレーム」「働く/住む/学ぶ」「ゲーム」「占い/診断」「コミック/書籍」「デコメール」の10カテゴリーで、「プレミアムメニュー」といいう名称に変更し、ディーツーコミュニケーションズが提供することになる。
ドコモユーザーなら周知だと思うが、あらためてiMenuの現行スタイルについて説明しておこう。
まず、登録サイト一覧が並ぶ画面の前に、間のカテゴリーとして二階層ページが用意されている。
「着うたフル」を例にとると、「J-POP」「Rock/Club/洋楽」「キャラクター/アニメ/ゲーム」「インディーズ」など、7つが並んでおり、この下に利用者の多い上位1〜4サイトが表示されている。
そして、入札制に変わるのがこれ。
「アクセスしやすさが影響し、上位の顔ぶれに動きがなく、固定化を招いている」(広報担当・釘崎武氏)のが実情で、導入される理由は、ランキングの“活性化”を狙ってとのことだ。
「現状の方式では上位に食い込むのはかなり難しい。入札制に移行することによって、良質な下位サイトが上位進出することも可能になるだろうし、新規参入を促すことにもつながると考えている。
コンテンツ提供事業者の皆さんは、これを良いチャンスとしてポジティブに捉えてほしい。
第三階層の登録サイト一覧は、従来どおり、利用者数で表示する。」
とはいえ、プレミアムメニューが開始されることにより、リスティング広告的な表祖を帯びてくるもの事実。
実際、グーぐるとの提携や企業サイト誘致を進めている今のどこもだけに、今回の試みも広告事業の拡大として見られることは免れまい。
「最上位の入札額がどれほどになるのか、始めてみないことには分からないが、これは広告モデルでないことは理解してほしい。
ユーザーの利用料金に還元されるといったこともない。
むしろ、今回の方式変更は、テストとして考えている。
ある一定のスパンを設け、結果を分析してみて、どのような効果・動きが生まれるのか見極めたい。その上で次の展開が生まれてくる。」
音楽好きの若者はau、「Yahoo」ヘビーユーザーはソフトバンクといったイメージが確立されている一方、コア層が不明瞭なドコモ。
そこへきて、これまでの仕組みで登録者を増やし、iMenuを支えてきたサイトに対して、この回答は少々、苦しいかもしれない。
なお、新しい仕組みでの初回掲載期間は6月23日から7月22日で、その入札は6月上旬に予定されている。
入札額の高騰が予想されている「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」などで、上位にくるサイト名(と金額)は要注意といえよう。