社長のための最新・ITニュース 74号 

『ドコモiMenuに入札制を導入

〜ランキングの“活性化”を狙う〜

 NTTドコモは6月23日から「iMenu」の一部の掲載順位を、サイト運営企業による入札価格による方式に変更する。最低入札価格は1ヶ月からで、入札単位は1万円。

 対象となるのは、「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」「メロディコール」「待受画面/フレーム」「働く/住む/学ぶ」「ゲーム」「占い/診断」「コミック/書籍」「デコメール」の10カテゴリーで、「プレミアムメニュー」といいう名称に変更し、ディーツーコミュニケーションズが提供することになる。

 ドコモユーザーなら周知だと思うが、あらためてiMenuの現行スタイルについて説明しておこう。

 まず、登録サイト一覧が並ぶ画面の前に、間のカテゴリーとして二階層ページが用意されている。
 「着うたフル」を例にとると、「J-POP」「Rock/Club/洋楽」「キャラクター/アニメ/ゲーム」「インディーズ」など、7つが並んでおり、この下に利用者の多い上位1〜4サイトが表示されている。

 そして、入札制に変わるのがこれ。
 「アクセスしやすさが影響し、上位の顔ぶれに動きがなく、固定化を招いている」(広報担当・釘崎武氏)のが実情で、導入される理由は、ランキングの“活性化”を狙ってとのことだ。

 「現状の方式では上位に食い込むのはかなり難しい。入札制に移行することによって、良質な下位サイトが上位進出することも可能になるだろうし、新規参入を促すことにもつながると考えている。

 コンテンツ提供事業者の皆さんは、これを良いチャンスとしてポジティブに捉えてほしい。
 第三階層の登録サイト一覧は、従来どおり、利用者数で表示する。」

 とはいえ、プレミアムメニューが開始されることにより、リスティング広告的な表祖を帯びてくるもの事実。
 実際、グーぐるとの提携や企業サイト誘致を進めている今のどこもだけに、今回の試みも広告事業の拡大として見られることは免れまい。
 
 「最上位の入札額がどれほどになるのか、始めてみないことには分からないが、これは広告モデルでないことは理解してほしい。
 ユーザーの利用料金に還元されるといったこともない。
 むしろ、今回の方式変更は、テストとして考えている。

 ある一定のスパンを設け、結果を分析してみて、どのような効果・動きが生まれるのか見極めたい。その上で次の展開が生まれてくる。」

 音楽好きの若者はau、「Yahoo」ヘビーユーザーはソフトバンクといったイメージが確立されている一方、コア層が不明瞭なドコモ。
 そこへきて、これまでの仕組みで登録者を増やし、iMenuを支えてきたサイトに対して、この回答は少々、苦しいかもしれない。

 なお、新しい仕組みでの初回掲載期間は6月23日から7月22日で、その入札は6月上旬に予定されている。
 入札額の高騰が予想されている「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」などで、上位にくるサイト名(と金額)は要注意といえよう。



東京IT新聞 6月3日 8面

「社長のための最新・ITニュース」では東京IT新聞より許可を得て、特に経営者に有益な記事を一部抜粋・加筆し、毎週ご案内。
東京IT新聞は法人対象のIT専門新聞です。発行は週に一度で購読無料です。詳細は下記の東京IT新聞の
ホームページをご覧下さい。



↓更にITに詳しくなりたい社長様へのオススメ商品↓
  現在、キャンペーン中!お試し版が1部5,000円!!
超・情報人間の高島健一氏が、独特の眼で集めてきた膨大なナマの情報の中から、選りすぐりの情報を厳選表示。
“社長のための最新IT講座”“注目のネット動向”“これから大ヒットする、注目の繁盛の芽”など、「儲けの芽とチャンス」が満載!!
出版局トップにもどる
日本経営合理化協会 出版局 TEL:03-3293-0041