10代前半〜後半の若年層にとって、携帯電話はなくてはならないコミュニケーションツールである。
彼らは通話機能だけでなく、メールやインターネットを頻繁に利用し、日時、場所を問わず様々な人々と繋がっているのだ。
ネット上だけの友人関係が築かれることも非常に多い中、急速に受容が高まっているのがプロフ=プロフィールサービスだ。
プロフは、あらかじめ用意された質問に答えるだけで、自己紹介ページが作成できるサービス。
10代のユーザーは主に、質問や写真を自ら編集した「プロフ」を携帯でやり取りし、自己アピールの手段に用いている。数百人規模のユーザーを抱える「前略プロフィール」(楽天が運営)が最大手だが、ヤフーも2月13日に、SNSとの高い連携能力を持つプロフサービス「ヤフープロフィール」を開設、ライブドアも2月27日に、ブログとの連携に重点を置いた「ライブドアプロフィール」を公開するなど、サービスを提供する側の競争も、激しさを増している。
こうしたプロフの普及に応じたユニークなサービスも登場している。
ニフティとIMJが2月13日にリリースした「ツクシィ」は、作ろう(ツク)CM(シィ)というネーミングの由来通り、プロフを用いてマイCMを作成できるサービスだ。
「昨年、脚光を浴びた『顔ちぇき』のような、口コミ醸成型の携帯CGM(消費者生成メディア)サービスを展開したかった」(ニフティ:コーポレートコミュニケーション室 山田和弥氏)との観点から、両社はユーザーの多いプロフサービスに着目、「ツクシィ」を開発した。
「ツクシィ」の利用法は、まず、フラッシュを用いたテンプレートの中から、好きなものを選択。
その後、「前略プロフィール」など携帯プロフで作成した情報を読み込ませると、簡単にマイCMが作成できるといういものだ。(プロフを持たない場合は、ツクシィ内で作成可能)。
これによって、、ユーザーのプロフに高い娯楽性を付与でき、コミュニケーションツールとしての機能を高めることに成功している。
テンプレートの数あ、今後増加させる予定である上、「CMにコメントをつけられるコミュニティ機能なども検討中です」(同氏)とのことで、更なる機能拡張が期待できそうだ。
プロフサービスは、そのシンプルな内容が、携帯電話との相性のよさに繋がり、急激に使用者を増加させてきた。
前出の山田氏も「アクティブなユーザーが非常に多いサービスと認識していますし、特に10代〜20代では、ブログやSNSと同様に不可欠な携帯ツールだと思います。」とプロフの価値を高く認識している。
今後、プロフ自体の開発・ユーザー獲得競争だけでなく、「ツクシィ」のようなプロフを活かしてた副次的サービスの多様化も同時に進行していきそうだ