社長のための最新・ITニュース 50号 

『生まれ変わるYahoo!JAPAN

〜今後10年使い続けられるポータルを目指して〜

 ヤフー株式会社は2008年1月1日、Yahoo!JAPANのトップページを振るリニューアルすると発表。
 10月30日より、新トップページのベータ版と、新トップページの概要を説明したプロモーションサイト(ガイドページ)を公開した。
 Yahoo!JAPANは、いわずと知れたポータルサイトの日本最大手で、一ヶ月あたり約4916万人のユニークカスタマー数と、1日16億ページビューを誇る

 「これまでの10年間は、マイナーチェンジを繰り返しながら、基本的なテイストやコンセプトは変えずにきましたが、今回は今後10年を見据えた大幅なリニューアルとなります。
 ロゴなどのアイディンティティだけは残します。」(ヤフー株式会社サービス統括企画一部トップページ企画 安田健志氏) 

 リニューアルの目的は、インターネット整備に伴ったネット利用者の拡大、ネット利用者全体のリテラシーの向上、SNSをはじめとした多種多彩なサービスの台頭によって裾野の広がるネット利用者に対して、引き続き利用してもらうための「新たなポータル」の基礎作り。
今年6月に発表された「オープン化」「ソーシャルメディア化」「Everywhere」という3つの企業方針を反映する形となる。

 「ユニークユーザーのPVアップも課題の一つです」と語る同氏によれば、目指すのは1日に何度も訪れたくなるトップページ。
「利便性の向上」「掲載情報の範囲拡大」「個人情報に紐付いた情報の掲載」が主なリニューアルポイントとなり、より利用者のニーズにあった「玄関」で出迎えることを目指す。

 具体的には、コンテントボックスに掲載されるサービスを20前後に絞り、プラスお気に入り機能実装によりファーストルックに掲載されていないが、個人に必要な情報を5つまで設定可能にし、探しやすさを追求。
 トピックスは「経済」「エンタメ」「スポーツ」「その他」とタブによりジャンル分けをし、幅広い情報収集を可能にした。

 スポットライトやみんなのアンテナでは、時節や流行、利用者の生活時間に応じたテーマを切り口に情報を、また、CGM系サービスに寄せられた情報からピックアップして1日複数回更新を予定している。
 個人ボックスでは、「今日」を意識できるカレンダーや天気、占いなどの情報をパッケージして見やすくし、すんでいる地域や働いている地域に紐付いた地域情報もあわせ、郵便番号での対応を予定。
 
 正式版からの反映が予定される「ネットワークパートナー枠」は、各種情報提供元のパートナーサイトへトップから誘導も検討されており、個人ユーザーだけでなく、パートナー企業へのメリットも充分考慮されたリニューアルだ。
  
 リニューアルの話は、昨年夏ごろより進んでおり、数回のライブテストを経て、ベータ版の公開を迎え、最終段階に入った。
 このベータ版新トップページは利用者の約10%が利用可能で、現行トップページよりリンクできる。
 この中に設置してるアンケートから、デザイン・使いやすさ・情報量・各種機能など数項目にわたり利用者の感想を吸い上げ、正式版リリース直前まで改良していく予定。
 Yahoo!JAPANをホームにしている人もそうでない人も、最大手ポータルサイトのリニューアルに注目して欲しい。



東京IT新聞 11月6日8より

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