1
社長のための最新・ITニュース 28

『世界IT投資マインド・日本最下位

〜世界との間に広がるIT投資の温度差〜
 
 ガートナージャパン株式会社のリサーチ部門は、5月17日、世界21カ国の企業のIT投資に関する調査結果を「国別IT投資マインド・ランキング」として発表した。
 総合ランキング第一位はインド。7つの指標のうち、3つにおいてトップを獲得した。2位はシンガポール、3位はスペイン・ポルトガル。4位は、マレーシアだった。
 日本は7つの指標中、4つが最下位、2つが最下位から2番目に低いポジション、総合で最下位であった。
 
 この調査で使われた指標は、「2007年度のIT投資増加率(規模)」「IT予算の対年商比率(ITガバナンス)」「経営陣のITに対する重要性の理解率(ITとビジネスの連携の要因)」「攻めのIT投資〜競争優位の獲得を目的とした投資(売上拡大に繋がる要因)」「新規技術への投資の積極性(企業のチャレンジ精神)」の7つ。
 それぞれの指標ごとに採点を行い、合計点でランキングを決定した。
 
 今回の調査で上位にランキングされた国のほとんどはIT新興国。
 ITインフラの整備に注力し、IT産業による国の経済発展を、と願う国々だ。
 1位のインドがIT投資に力を入れていることは良く知られている。
 3位のスペイン・ポルトガルは、携帯電話やブロードバンドの普及率が著しく上がっており、また同じスペイン語やポルトガル語を公用語とする中南米の国々と連携して、ITによる情報共有を進めているところだという。

 逆に、すでにITインフラが整備されている先進国群は、英国が11位、オランダ・ベルギーが14位など、ランキングの下位を占めた。 
 しかし米国は8位に位置し、特に「新規技術への投資の積極性」で高得点を得ている。
 世界のITリーダー国は、未だ健在といったところだろうか。

 対して、日本の圧倒的な最下位っぷりは、どうしたものか。
 すでに、ITインフラ整備も一段落し、IT関連は製品もサービスも過剰気味、お腹一杯という感は否めない。
 ある位置まで到達したら、無理して前へ進むよりも、現状維持で安全に行こうと考える、日本人の慎重性がIT投資への意識へも影響しているのかもしれない。

 このような、世界と日本のIT投資に対する温度差は、今すぐに影響が出るものではないが、数年後には歴然とした結果が出るだろう。
 今回の調査結果は、日本のIT先進国の地位が、例えば5年後に崩れるのではないか、というような不安を示唆することになったようだ。




東京IT新聞 5月29日1面より

「社長のための最新・ITニュース」では東京IT新聞より許可を得て、特に経営者に有益な記事を一部抜粋・加筆し、毎週ご案内。
東京IT新聞は法人対象のIT専門新聞です。発行は週に一度で購読無料です。詳細は下記の東京IT新聞の
ホームページをご覧下さい。



↓更にITに詳しくなりたい社長様へのオススメ商品↓
超・情報人間の高島健一氏が、独特の眼で集めてきた膨大なナマの情報の中から、選りすぐりの情報を厳選表示。
“社長のための最新IT講座”“注目のネット動向”“これから大ヒットする、注目の繁盛の芽”など、「儲けの芽とチャンス」が満載!!
↓まずは、無料サンプルをぜひ、ご覧下さい。↓
「社長のメシの種」レポートサンプル
上記、アイコンをクリック、デスクトップ等に保存して閲覧下しさい。
※zipファイルの解凍には、Lhasaなどのフリーソフトをご利用下さい。
社長のメシのタネレポートは、PDFファイルにて発行しています。アドビ社の Adobe Reader(無料)をご利用下さい。また古いバージョンの場合、動画や音声が正しく再生されない場合があります。バージョン7.0以上をお薦めします。最新版(バージョン8.0)は下記から入手できます
出版局トップにもどる
日本経営合理化協会 出版局 TEL:03-3293-0041