社長のための最新・ITニュース 19

『米大統領選挙のWeb2.0

〜民主党バラック・オバマ氏のIT選挙戦略〜
民主党バラック・オバマ氏のサイト
バラック・オバマ氏のサイト
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 2月10日に次期アメリカ合衆国大統領選挙に立候補表明をした、民主党バラック・オバマ氏が、キャンペーンツールとして自身SNSを公開し、話題になっている。

 唯一のアフリカ系の上院議員のオバマ氏は、2004年民主党基調演説の素晴らしさで一躍有名になった人物。
 そのカリスマ的才能で、全世界から熱狂的な支持者を持つ氏は、政治家の仲でいち早くインターネット上で音声データファイルを公開する方法の一つ。 iPodなどの携帯プレイヤーに音声データファイルを保存して、聴くことが可能な放送番組。ポッドキャスト(※1)を導入するなど、トレンドのつかみが上手いことでも有名。
 
 現職のブッシュ大統領は二期を満了し、規定により次期は継続就任できない。必然的に次期大統領は新人候補から選ばれることになる。

 ゆえに、2008年11月4日に実施される大統領選挙は、史上最も激しい戦いになるだろうといわれており、現在、本選前の予備選挙に向けて、各候補が火花を散らしている状態。

 3月上旬現在、民主党と共和党で約18名の候補の名前があがっている。しかし候補者は皆、キャンペーンの一環にインターネットを使ったアプローチを行なっている。
 マイスペースフェースブックなどの人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型会員制サービス。 日本ではmixiが有名。SNS(※2)デジタルカメラなどによる写真を共有するコミュニティサイトフリッカー(※3)やブログ、ユーチューブの活用はもちろんのこと、民主党候補ヒラリー・クリントン氏(ビル・クリントン前大統領夫人)は、ヒラリーテレビという、自身のテレビサイトを立ち上げている。

 オバマ氏もバラックテレビというサイトを持っているが、自身のSNS(マイ・バラック・オバマ・コム)を立ち上げた候補は彼だけである。

 自分自身のSNSサイトはカスタムメイドの選挙事務所を建てたようなものである。
 Web2.0を活用したネットでの選挙活動は、候補者への支持や資金集めの手段としてのアピールツールとして多く使われ始めているが、リスクも多くとされている。

 実際、民主党候補のエドワーズ氏のブログでは「反カソリック」的コメントを発端に、「炎上」が起こり、エドワーズ陣営のブロガー2人が辞任する問題が起こっている。

 オバマ氏のようにSNSを使用すると、そのようなリスクも減る上、SNS内部でのコミュニティーを通じて、同じ候補者を応援する仲間意識がより高まる効果も期待される。
 オバマ氏のWeb2.0的アプローチは注目の的のようだ。



<各候補のWeb2.0選挙戦略>

●バラック・オバマ候補
オバマ氏のSNS http://my.barackobama.com/
オバマ氏のHP  http://www.barackobama.com

●ヒラリー・クリントン候補
ヒラリーTV http://www.hillaryclinton.com/video/6.aspx

●ジョン・エドワーズ候補
エドワーズ氏のSNS http://www.myspace.com/johnedwards
※1 ポッドキャスト…インターネット上で音声データファイルを公開する方法の一つ。 iPodなどの携帯プレイヤーに音声データファイルを保存して、聴くことが可能な放送番組。

※2 SNS…人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型会員制サービス。 日本ではmixiが有名。

※3 フリッカー…デジタルカメラなどによる写真を共有するコミュニティサイト
東京IT新聞 2月15日2面より
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