社長のための最新・ITニュース 10

『エゴサーチ・ストレス

〜ネットから生まれた現代人の新ストレス〜
例として弊会理事長 牟田學の「イメージ検索」結果
 yahooやgoogleなどのインターネット検索サイトで,自分自身の名前を検索してみることを「エゴサーチ」という。
 昨今、若年層を中心として広がっている、ネットを使った遊びである。
 「エゴサーチ」はエゴ(自我)とサーチ(探す)の造語だが、2006年版の現代用語の基礎知識(自由国民社)にも掲載されている言葉である。

  本名をウェブ上で公開していたり、何らかの発言をしている人はおのずと検索ヒット数が増える。 
 
 このエゴサーチ。色々と問題も生じている。
 例えば、他人が自分の名前を検索する。自社サイトの会社概要やブログなど、ウェブ上に個人情報を掲載している人は、当然、他人からその個人情報を垣間見られることになるのだ。

 就職活動中の学生なら、企業の人事担当からエゴサーチされ、ブログからその学生の発信している情報を見て、採用の検討材料とされるかもしれない。
 お見合いや合コンでは男女お互いが名前を検索して会った人がどんな人物なのか調べるだろう。これは付き合っている男女間、いや夫婦間でも起こるだろう。
その内容に何か問題があれば、ストレスが生じる原因となる。

 グーグルのイメージ検索では、名前で検索すると、自身の過去の写真がウェブ上で掲載されている場合は、検索にひっかかり、写真がでてくる。
 ネットでの自分探しは、楽しい発見がある反面、個人情報の一人歩きに驚かせられることがある。
 他人の過去の話をウェブ上で暴露してしまったために、名誉毀損訴訟に発展する場合も実際にある。

 また検索によって自社の中傷など、見つけてしまうこともあるだろう。削除依頼したくても、他人が管理するサイトでは、情報削除の要請はすぐにできないことが多い。
 管理するプロバイダーも削除要請に対するガイドラインを作って対応できるよう対策はとられているが、削除されるまでには申請の書類作成や本人確認など手間がかかる。

 ITの普及によって、現代人には新たなストレスが生まれたのかもしれない。


                          東京IT新聞 11月30日5面より




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