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〜ITがもたらすメリット〜
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コンピューター関連会社が医療への支援活動を活発に進めている。 今までの技術ではできなかっとことがITの進歩によって可能になっているのだ。 2006年11月11日、ソニー・コンピュータエンタテイメントが満を持して発売した家庭用ゲーム機・プレイステーション3【以下、PS3】(※1)。 このPS3と米スタンフォード大学とが組み、癌やアルツハイマー病の新薬研究に活用すると発表した。 新薬開発には膨大な費用と時間が必要である。その研究を PS3の計算能力を利用して時間短縮を計ろうという考えだ。 というのも、PS3は毎秒2180億回の計算ができ、高性能パソコンの約20倍に匹敵するデータ処理能力が搭載されている。 研究対象は“人間のたんぱく質構造解析、病気の特効薬開発”。 方法はいたって簡単。プレイヤーには一切の医学的知識は必要ない。 まず、PS3をインターネットに接続させる。その際、専用ソフトをダウンロードしてもらい、ゲームをしていない時間でもPS3をネットに接続しっ放しの状態にしておいてもらう。 これだけでPS3が解析作業に自動的に参加するようになる。 専用ソフトはたんぱく質の構造のうち、病気の発生などにかかわる未解明のデータをPS3に取り込んで解析。そのデータを世界中のPS3が手分けして計算。結果を同大学に送る。 インターネットの普及と高速通信技術の進展を背景に、パソコンを連結して計算能力を高める手法が注目されてきた。ゲーム機では今回が初の医療への応用で世界中で期待されている。 米マイクロソフトでも研究組織マイクロソフト・リサーチの開発したソフトウェアを提供。HIVに効果のあるワクチン開発を支援している。 開発したソフトウェアでウィルス遺伝子の突然変異や患者の免疫システムに隠されたパターンを見つけ出し、ワクチンの改善に役立てる。 患者データの解析が従来の手法に比べ10倍早く実行できるようになり、ワクチン開発に必要な手がかりを得た。 新薬開発にあたってのデータ処理が最新技術によって時間短縮されるようになると、開発費用の大幅な削減ができる。ITがもたらすメリットはまだまだ他の分野でもあるのかもしれない。 東京IT新聞 11月30日4面より
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