「アナログ要素を1つ加えて驚くほど売る法」 04号

固定概念から少し離れて自由な発想を



 名刺のことや自己紹介の話をすると、当たり前のことなのですが、なぜ今まで気付かなかったのだろうと思うことがあります。でもそれは仕方がないこと、誰にでもある固定概念がそうさせているからなのです。

 「目の前に水道の蛇口から水が出ている絵があったとします。その水に色を塗ってくださいと言われたら何色を塗りますか?」

この質問をすると、ほとんどの人は「水色」と答えます。でも朝起きて、蛇口をひねって水色の水が出てきたら飲みませんよね。

 ではなぜ水に水色を塗ってしまうのか?ということですが、これは「水色」と言う文字を覚えたときからではないでしょうか?

 水色=みずの色とインプットしてしまうからと考えられます。いわばこれが固定概念なんですね。

 これと同じように、「何かいいアイデアはないか?」「何かいいヒントはないか?」「新しい考え方はないか?」と問題解決策を考えるとき、「今までこの業界ではそんな事やった事がない」「うちの会社では前例がない」「こんなこと上司に話しても聞いてもらえないと思う」など、口に出す前から止めてしまう事があります。そして、それが続くと無意識のうちに、考えることすらしなくなります。

 「あなたは空を飛んだことがありますか?」 首に風呂敷を巻いて、アンパンマンのように飛んだことがあるでしょう。泥水すくってコーヒー牛乳に見えた事がありませんか?

 カーテンをまとってお姫様になったことがあるかもしれませんね。

 どろんこ丸めておいしいハンバーグ、おにぎりを作った事もあるでしょう。

 押入れの中に宇宙基地を作った事もあるよね。

そうなんです。子供の頃はだれでも自由な発想ができました。大人には見えなくても、子供には見えたものがあったのです。

 学校で教育を受け、社会に出て色々な制約の中で生活をしていると、だんだんと体の中に固定概念が染み込んできます。それが自由な発想の邪魔をすることがよくあります。

 チラシはカラーでなければならない。美容室の広告は、モデルを使わなければイメージが悪い。などがあります。まだまだ似たようなことはあると思いますが、美容室の広告にステキなモデルさんの写真があったら、「こんなにきれいになれるのなら」と思う人と「わたしはもともと美人じゃないから」と、考える人もいると思います。

 もし、近所の八百屋さんのおばちゃんをモデルにして、前後を見せてあげたら「あのおばちゃんでもこんなに変わるの?」と、こんな反応をとれるかもしれません。

 広告だけでなく、何かを考えるとき、異業種の事例やまったく違った方向から見てみると解決策が見つかる事があります。

 チョットだけ固定概念から離れて見てください。



出村邦彦

出村邦彦氏のサイト

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