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デザートの定番「パフェ」に学ぶ開発の基本 |
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−「ちょっとずつ、いろいろ楽しみたい」−
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| 「パフェ」は誰しも知るデザートの定番中の定番。レストランやカフェの入口にあるサンプルケースの中でも一番目立ち、ファミリーレストランやデザートショップのメニューを開けた時、まず目に飛び込んでくるのが「パフェ」です。 「パフェ」はフランス語でparfait(パルフェ)。その意味は英語で言うperfect(パーフェクト)です。 何故「パフェ」がパーフェクトなのだろうか。普通は、なかなか「パフェ」の意味や、なぜ多くの人々に好まれているかなどを理解して楽しんでいる人は少ないと思いますが、実際にデザートの開発を手がけている立場で、改めて「パフェ」の要素を分解してみると、なるほどと感心させられることが多いのです。
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女性がデザートを選ぶ時、どれにしようかさんざん迷った挙句に、選んでいるのを良く見かけます。また、レストランなどで、食後のデザートを決めるとき、ひとつに絞れず何種類かのデザートを少しずつ選んでいる人も多く見かけます。 そう言った消費者の、いろいろなデザートを少しずつ楽しみたいという願望、欲求を満たしてくれるのも「パフェ」です。 「パフェ」を分解してみると、フルーツ、ケーキ類、アイスクリーム、チョコレート、生クリーム、フレーク等々の食材の組合せで出来ています。さらに、細かく見ると、それぞれ違った食感の食材であったり、温度の違うものであったり、それらの素材を一体化する機能を果たす「つなぎ素材」、彩りのための食材などで構成されています。 また、最後まで楽しんでもらうための盛り付けの順番まで配慮されています。視覚的にも楽しんでもらうための盛り付け(プレゼンテーション)、よく考えられたパフェ用の逆三角錐(上が広がった)のグラスの器に盛り込まれ、ひときわ目立つ(購入動機付け要素)ように考えられています。 商品開発の視点からみると、「パフェ」は見事に多くのデザートに求められる色々な要素を組み合わせて、ひとつの商品、それも定番にまで仕上げられているロングセラーのヒット商品です。 実際、二つの違った食材を組み合わせて、ひとつの商品(違った食材の味、食感のバランスの取れた組合せをし、一体化して味わえる商品)にする事の難しさを知れば知るほど「パフェ」が“パーフェクト”と言う意味合いが頷けます。 デザート、食品に限らず商品開発を手がける人は「パフェ」から学ぶものが大変多いように思います。 アィデア発想にも原理原則があります。
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『アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもない。』 によって高められる。』 出典:「アイデアの作り方」(ジェームス・W・ヤング TBSブリタニカ) |
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よって開発とは「新しい組合せを創り出すこと」とも言えます。そして、事物の関連性を見つけ出す才能によって高められるのです。 「パフェ」を最初に考えた開発者に最敬礼! でも、「パフェ」はフランス発かもしれませんが、きっと今のような「パフェ」に完成させたのは日本人のアイデアではないでしょうか。
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内海悟 |
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| 株式会社ミックビジネスシステム 代表取締役、マーケティングコンサルタト 株式会社デザート・カンパニー 代表取締役 * デザートの総合サイト「デザートマーケット.com」主宰
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