デザートに学ぶ、心の時代に売れるモノ 03号

デザート市場は「エアポケット」

−違う切り口でくくってみると新しい市場が生まれる−

 私がデザートの開発、販売先の開拓などの準備に取り掛かった時、真っ先に直面したのはデザートに関してまとまった情報がなく、色々な業界をまたがって点在する情報を収集し、束ねなければならないという問題でした。

 デザートが注目され、頻繁にマスコミで取り上げられている割には、市場が確立されていないと感じました。また、まとまった産業統計もないし(菓子類はあるが)、デザートの協会等も存在しないのを知りました。

 デザートマーケットは、和、洋菓子をはじめ乳製品から飲料、果物、その他色々な食材の製造元、関連業者、店舗、ショップに至るまで数多くの異業種が介在しています。カテゴリーも、和、洋、中華、エスニック・・・・・多くの分野が含まれます。

 2〜3兆円規模といわれているデザート市場なのに、何故マーケットの中心に身を置いてトータルでビジネスを展開している企業がないのだろうかと、単純な疑問を抱いたのと同時に、これはまたと無いビジネスチャンスかなと直感しました。

 いわばデザートマーケットは、下記の図のような存在で「エアポケット」状態にあると判断し、これから参入しても「オンリーワン」「ナンバーワン」になれる可能性があると思い、デザート専門の会社(株式会社デザート・カンパニー)を興したのです。




 面白いことに、従来からの、和、洋菓子の市場は横バイか或いは、ジリ貧状態が続いているにも拘らず、デザート市場は大きく伸びているのです。

 Web.サイトでのキーワード検索でも、デザート関連のキーワードを用いると、今でも非常に効果のある販促が経済的に出来たりすることからも、エアポケット状態にあることが窺えます。

 デザート市場に限らず、その他の多くの業界でも同様に、よく観察してみると、新しく生まれつつあるニーズに対応するエアポケットのような、まだ皆が気づいていない市場(ビジネスチャンスが潜む)が存在するのではないでしょうか。

 過去にタテ割り行政によって作られた業界、組織、団体が、業界の常識に縛られて、世の中の新しい動きに対応出来なくなっているのを多く見かけます。

 ご自身が今従事している事業も「デザート市場」のように、業界を超越して別のテーマで新しいくくりで見直し、縦割りの業界を、業界の枠を超えてヨコでくくり、新しいビジネス、商品開発、サービスを創造してみてはいかがでしょうか。

 きっとそこには今までとは違った、フレッシュで、活気ある市場が新たに潜んでいるかもしれません。

 分かりやすくひとつの例で説明すると、

ライフスタイルからの発想で「シンプルライフ」という仮設を立て、「衣」「食」「住」「その他」の業界をシンプルライフでくくって、ビジネスを色々創造すると、「デザート市場」と同じように「シンプルライフ市場」が生まれると言う発想です。





内海悟

株式会社ミックビジネスシステム 代表取締役、マーケティングコンサルタト
株式会社デザート・カンパニー  代表取締役

* デザートの総合サイト「デザートマーケット.com」主宰
 https://www.dessertmarket.com


デザートのカリスマ
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