「無人・販売戦略」まえがき
 
 無人販売戦略こそ、21世紀の販売戦略である。

 無人販売戦略とは、「人手を使わないで自然に売れていく」仕組みづくりである。つまり、営業マンに頼らずとも、売上を短期間に伸ばしていくことが可能となる戦略である。自社の営業体制に無人販売システムを組み合わせれば、増員せずとも、売上利益を飛躍的に高めることが可能となる。これこそが、21世紀の革新的な販売戦略なのである。

 従来のやり方では、思うような利益を稼げなくなった現在、もはや、人手を頼りにした、従来型の販売手法だけでは儲けは出ない。新しい世紀には新しい経営戦略、販売戦略が必要なのだ。

 今、コンピュータに代表されるITによって、人手いらずの有力販売システムが急速に台頭してきている。また、短期間に圧倒的な営業攻勢を仕掛ける革新的な営業代行システムや、超効率の販促システムも登場してきている。これらはすべて、人手に頼らない、まったく新しい販売システムである。

 本書では、社長諸兄が、実際に「無人販売システムを自社に導入できる」ことを徹底追求している。そこで「成功事例からヒントを学ぶ」という本ではなく、実際に売上利益を上げるために「システムを使う」という視点、つまり、そのまま導入して実践的に活用できることを、最大の狙いとしている。

 本書の構成は、第1編「無人販売戦略・導入編」として、「無人販売戦略7つの手法と具体的な導入法」を解説。第2編では、導入すべき厳選100社の最新システムの内容と特色を、きめ細かく具体的に取り上げた。

 これら100社の最新システムについては、数百にも及ぶ候補の中から、「効果抜群なこと」「自社の都合に合わせて導入できること」「費用対効果に優れていること」「将来性があること」などを条件に、メーカー・商社・卸・小売・サービス業・不動産業…など、多岐な業種業態にわたり、絞りに絞って厳選した。また、担当セクション・担当者を明記して、自社にいち早く導入できるようにした。

 「使えること」「役に立つこと」に徹してできあがった本書だけに、決して読むだけで終わらず、実際に活用していただけることを念じてやまない。そして、一刻も早く、無人販売体制を自社に築いて、新たな収益源に育てていただきたいと思う。

 なお、本書の作成にあたっては、取材協力を惜しまなかった掲載企業はじめ、膨大な取材先の選択および実際の取材にあたった、有能な5人のスタッフに、ここに深く感謝の意を表したい。

平成12年10月吉日

上妻 英夫
 
もどる
 
出版局トップにもどる
 
 
日本経営合理化協会 出版局 TEL:03-3293-0041