中小オーナー社長 個人のための…

--成功する事業承継--
会社を上手に任せる法

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著者 井上和弘(いのうえかずひろ)
形態 A5判 (15CmX21Cm)本文468ページ
発行 2007年5月18日 ISBN978-4-89101-198-7
内容 目次と項目   まえがき
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机上版
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-成功する事業承継-
「会社を上手に任せる法」まえがき

  「儲かる経営革新」と「成功する事業承継」とは、私の二大ライフワークである。

 私は経営コンサルタントとして、これまで35年間「儲かる会社づくり」のお手伝いに東奔西走し、全力を傾注してきた。

 その過程で、「次の世代の儲かる経営革新」のために「後継社長スクール」「後継社長塾」を30年間主宰することによって、実に350人近くもの後継者育成に直接かかわってきた。

 その中から、後継社長として社業を数十倍に伸ばしたり、上場を果たし「中興の祖」と言われるような優れた経営者が数多く輩出して、私を素直に喜ばせてくれている。

 しかし一方で、多くの後継者候補の心の底に潜むさまざまな悩みに触れ、先代社長の承継への複雑な懸念を知ることとなった。

 中小企業白書(2006年度版)によれば、この5年の間に毎年平均29万社が倒産・廃業しているという。辛苦の末に築いた事業を自分一代限りで終わらせることなく、永く繁栄させつづけることは、すべての経営者の宿命であり、経営の重要課題である。 

 ところが事業承継期は、その企業の弱みがもっとも表面化する期間なのである。

 いかに先代がすばらしい企業を築きあげても、承継に失敗して砂上の楼閣のようにあっけなく消え去る例を幾度も私の目で見てきた。ときあたかも、時代が大きく変動するなかで、創業者から二代目、あるいは三代目への事業承継の時期を迎えている。

 その承継の巧拙こそ、企業の長期繁栄の鍵を握っているのである。

 そこで私は、「成功する事業承継」について、これまでの全体験を体系的にまとめて残しておかなければならないという強い使命感のもと、本書の構想を練りに練った。

 本書の大きな特徴は、次の四点にある。

 第一に、読者を企業の最高権力者である社長(または会長)個人に限定した。

 一般サラリーマンや学者や芸術家の人生とはちがい、事業承継という宿命をもった経営者人生を充実させ、どのように幸福にまっとうするか、そのために個人として、何を、いつ、どうやらなければならないか、企業を譲る人の立場から、キレイゴト一切なし具体的な実務として述べた。

 第二に、対象を中小オーナー企業規模に絞った。

 中小オーナー企業の承継は、後継者の育成と決定、社内受け入れ体勢、自社株の相続問題、社長個人の資産相続問題はじめ、大企業のそれとはまったく様相を異にする。そこで対象を中小オーナー企業中心とすることで、現実的な解決策を明示している。

 第三に、実例中心に解説した。

 中小オーナー企業の承継問題は、社長の顔がそれぞれ違うように、事業規模やオーナーの個性、会社の歴史や風土によって策の重要度が微妙に異なり、一般論ではまるで対応しきれない。そこで読者のみなさんに強い共感をもってお読みいただくために、すべて私がかかわったケース別のさまざまな実例を交えている。

 第四に、承継させる側と承継する側それぞれ「独立した二冊」に分けている。

 事業を承継する側と引き継ぐ側で立場が違うと、対応の重点課題がまるで違う。

 これまでの類書は承継全般を同じ一冊の中でとりあげるために、どうしてもオーナー経営者にとってピンとこない部分、一方、後継者からも的はずれな記述がみられるのが欠点である。

 そこで「成功する事業承継シリーズ」として、立場の違いから、

 ●社長・会長を対象に、「事業を継がせる」編として独立した一冊

 ●後継候補者を対象に、「事業を継ぐ」編として独立した一冊

の二冊に分けて発刊することにした。

 その結果、これまでの類書とは大きく異なり、それぞれの立場から一歩も二歩も踏み込んだ、タテマエ抜きの実践書をまとめることができたと思っている。

 本書を一人でも多くの経営者にお読みいただき、承継成功とさらなる繁栄の具体的な手引きとなることを念願してやまない。

   *本書に引き続いて、後継者対象の「事業を継ぐ」編を2008年春に発刊予定。

2007年3月吉日
井上 和弘
-成功する事業承継-
「会社を上手に任せる法」もくじ

 

  まえがき

第一章 次の発展を創る

 1 承継の大原則…………………………………………………………

    何拷ス歳まで社長職をつづけるべきか/事業承継を成功させるにはどれくらいの期間を要するか/ある78歳の社長の悲鳴

 2 ほんとうに後を任せる人材がいないのか…………………………

    変鴛マ化に挑戦するのは常に若いサル/次の発展の可能性をつぶす/中小零細企業のベトナム進出/会社が百年つづく秘訣/百年以上つづくには企業に節がなくてはならない/中小企業の後継者には身内がふさわしい

 3 経営人生の至福のとき………………………………………………

    もb烽チとも好きな仕事を自ら断つことができるか/事件の発生/二人のご意見番/5億円の高級ケアマンションでの安らぎのとき/波乱万丈な経営人生50年/後継者づくりと自分の老後の設計/ある陶芸家からの挨拶状



第二章 正しい承継計画の立て方

 1 社長を退いても光り輝く……………………………………………

    生叶カ涯社長業で何が悪い/総論賛成、各論無視/生涯社長と生涯現役はまるで違う/後世に名を残す「ファウンダー」への道

 2 事業承継15年計画……………………………………………………

    経煙o営人生に始めあれば末あり/社長職を60歳で去ることを決めよ/事業承継15年計画の実務ポイント/ファウンダーへの道の実践者

 3 晩節を汚す三つの落とし穴…………………………………………

    オ<Iーナー社長はどうしても引き継ぎが遅れる/晩節を汚す三つの落とし穴/社長引退を自覚するチェックリスト

 4 残滓を取り除く………………………………………………………

    古詞テ参社員の整理/含み損という資産の残滓の整理/勤続実績のない同族、創業時の恩人、顧問の整理/会社外部のしがらみの整理/わたくしごとの整理



第三章 本命後継者の選び方

 1 三つの悩み……………………………………………………………

    後血繻p者がいない/子供が娘ばかり/息子に継ぐ意思がない/後継候補が多すぎて困る/相談する相手がいない/だれに相談するか/労組の元委員長に相談して/地元の銀行のトップに相談する

 2 最適な後継者を選ぶ着眼点…………………………………………

    6bUつの着眼点/後継者にふさわしくない5つのタイプ/ウマが合えばいいというものでもない



第四章 後継者の正しい育て方

 1 本命後継者の育て方(入社前)……………………………………

    育粋逅ャの基本セオリー/一人暮らしをさせ自由は不自由であることを体験させる/海外留学させる/必須基礎能力を備えさせる

 2 本命後継者の育て方(社会人〜入社後)…………………………

    後血繻p者としての実践教育の基本セオリー/自社にいきなり入れるか他社に修行に出すか/規模によって違う対応/年商10億円以上百億円以下の場合/年商200億円以上の会社の場合/入社後は後継者のここを特に強化してほしい/父の偉大さは後継者が50歳を超えてようやく分かる

 3 ゼニ儲けの実績の具体的積ませ方…………………………………

    ゼャ[ニ儲けの体験を積ませる/職人が全員辞めてしまった/くそまじめな研究者を実力社長に変える/娘の婚約者に子会社を額面で売る/社長として父親として、どうサポートするか/周囲の社員はどう見ているか/居場所をつくる



第五章 受け入れ体勢を整える

 1 社内受け入れ体勢の整え方…………………………………………

    後血繻p者が入社後にいちばんプレッシャーを感じることは何か/役員への根回し/古参幹部の処遇/役職定年制を導入する/人材の世代交代は発展のための必然である/仁愛と非情

 2 同族会社の弱点を摘み取れ…………………………………………

    同蒼ッ族会社が悪いのではない/血でつながる組織から志でつながる組織へ/B社は同族臭をどのように取り除いたか

 3 経営をとりまく女性たち……………………………………………

    経煙o営者としての女性特有のハンディ/社長夫人/後継者の嫁/嫁に出した娘/お局さま



第六章 相続税戦略の有利な進め方

 1 相続と争族……………………………………………………………

    相荘椛アの巧拙を決める三つの視点/戯け者になるなかれ/三代目の経営支配権をめぐる争族/争族が発生する3大要因/経営意識のズレ/争族はわが社にもあるものと仮定せよ/55歳で相続の長期方針をたてよ

 2 相続税対策の急所……………………………………………………

    3030年に一回の節税策/退職金3億円も出せません/株の評価はどうすれば下がるか/持株会社を設立し株式を移転せよ/配当優先、無議決権株式を活用せよ/分散した株を集め無議決権配当優先株にまとめる/持株会社で株を集約する/金庫株の活用を考える/企業合併、分割による節税法/なぜ税理士は相続対策に詳しくないのか/後継者に金を貯めさせよ/株の譲渡には長い時間がかかる



第七章 会長のあり方

 1 社長引退後の三つのいき方…………………………………………

    三nOつのいき方/事業の世界から完全に退く/別事業を立ち上げる/会長として新社長を補佐する

 2 会長業の試運転期間…………………………………………………

    譲oった直後はだれでも新米会長である/組織的運営の苦手な創業社長/組織とシステム/幹部の話を最後まで聞く辛抱を身につけよ



第八章 会長の仕事

 1 会長の仕事……………………………………………………………

    代舞纒\取締役社長と代表取締役会長の職務分担/会長が主催する会議/グラフ化した分かりやすい資料を用意させる/長期的戦略志向と会長の役割

 2 会長が率先してやるべき役割………………………………………

    会忠長は幹部人材の探し屋である/海外・グローバル化と会長の仕事/グループ統括と会長の役割/業界行動と会長の役割



第九章 生涯現役を貫く

 1 望まれて生涯現役を続けるには……………………………………

    いb「つまでも望まれる存在/「青春」の意味を取り違えるなかれ/会長から相談役へ/相談役・顧問の仕事/生涯学習のすすめ/欲望の矛先を変える/エゴを通すにもルールがある/経営塾の塾頭となる

 2 林住期の醍醐味………………………………………………………

    林女ム住期を知り楽しく生きる/区切りをつけるが見切りをつけない/わが林住期をどうすごすか/妻に頼らない生活/慎み深く生きる/「嫌なことを忘れる」方法は「楽しいことを考える」ことである/趣味をエネルギーに/名経営者は長寿である/「粗食」と「狩」で長生き/医者ぎらいの危険/夫人の健康管理/認知症にならない方法



  あとがきにかえて


-成功する事業承継-
「会社を上手に任せる法」まえがき
本体概要
事業承継期は、その会社の弱点がもっとも表面化する期間である。
いかにうまく後継者に会社を任せ、自らの経営者人生を充実させ
豊かに送るか。後継者の選び方、育て方、入社後の鍛え方、
株式の有利な譲り方、個人資産の築き方…
事業承継の巧拙、明暗、譲る側の本音と不安を知り抜いた著者が、

多くの実例をあげながら、いまから始めるべき《成功する承継の
やり方》、《オーナー社長としての具体的な手の打ち方》を説く。

   ●本文総ページ数468ページ
   ●本体サイズ A5判(15Cmm×21Cmm) 上製本・箱付き
-成功する事業承継-
「会社を上手に任せる法」
著者について
著者 井上和弘(いのうえかずひろ)氏について

 「儲かる会社づくり」の指導歴35年、オーナー企業の経営に熟知した実力コンサルタント。

 これまで170余社を直接指導、オーナー社長のクセを知り尽くし、一社も潰さず、一部上場はじめ株式公開させた企業も十数社にのぼる。その実力とざっくばらんな人柄に惚れ込んだ社長は数多く、長年の信頼感から後継子息を氏に託す人が後をたたない。

 氏は経営指導で東奔西走する傍ら、日本経営合理化協会主催の「後継社長塾」の塾長を30年間つとめ、今までに350人近くの後継者育成にたずさわる。

 その中から、後継社長として社業を数十倍に伸ばしたり、上場を果たし「中興の祖」と言われるような優れた経営者が数多く輩出している。本書は、そんな氏がはじめて書き下ろした、オーナー社長のための事業承継の書である。

 1942年大阪生まれ。早稲田大学卒。イタリアフローレンス大学留学後、大手経営コンサルタント会社を経て、1984年ICOコンサルティングを設立、代表取締役に就任。1994年より日本経営合理化協会理事。JMCA米国視察団団長、各種の社長塾を主宰。ダラス市名誉市民。


読者の声
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机上版
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