「危地突破の経営」著者について
著者 井原隆一(いはらりゅういち)氏について

 14歳で埼玉銀行(現りそな銀行)に入行。18歳で夜間中学を卒業するも、父親の死後莫大な借金を背負い、銀行から帰ると家業を手伝い寝る間もおしんで借金完済。

 その間、並はずれた向学心から独学で、法律、経済、経営、宗教、哲学、歴史を修めた苦学力行の人。最年少で課長抜擢、証券課長時代にはスターリン暴落を予測し、直前に保有株式証券をすべて整理、経理部長時代には日本で初めてコンピュータオンライン化するなど、その先見性が広く注目され、筆頭専務にまで上りつめた。

 60歳のとき、大赤字と労働争議で危地に陥った会社の助っ人となり、一挙に40社に分社するなど独自の再建策を打ち出し、短期間に大幅黒字・無借金の優良会社に蘇らせる。その後も数々の企業再建に辣腕を発揮、企業再建の名人として知られる。

 数多くの艱難辛苦を、中国故事を心の糧にしてことごとく克服し、その実体験を飾らずにつづった著書は、多くの経営者の座右の書となっている。

 90歳を越えたいまも矍鑠(かくしゃく)泰然、全国の経営者からの相談が引きも切らず、危地突破の的確なアドバイスを続けている。1910年、埼玉県生まれ。

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日本経営合理化協会 出版局 TEL:03-3293-0041