ひと中心の経営へ もくじ

 

まえがき

第一章 「ひと中心」に立ちかえれ

    1 「ひとの、ひとによる、ひとのため」の利益追求 
        「効率・マネー中心」から「ひと中心」へ/鬼手仏心の経営/
        不本意なひと

    2 経営の目的は人件費と利益の同時獲得にある 
        マネーは「ひと」が生み出す/経費は付加価値の前倒しである/
        企業活動の目的は「人件費」と「利益」の獲得にある

    3 大企業のアキレス腱 
        大企業は旧式の成功モデルで固まってしまった/
        管理部門優位という勘違い/社員の意識改革は容易ではない

    4 中小企業有利の時代がやってくる 
        中小企業の五つの強み/
        中小企業に経営のモデルチェンジのチャンスがやってきた/
        「消費者」ではなく「生活者」


第二章 「差異」を生む経営法

    1 経営の中心を「差異」づくりに切り換える
        経営者にまず要求されること/差異と差別/
        大いなる調和を目指して/
        「働く場」の差異づくり/同業者との連携の「場」づくり/
        「測定できないもの」の大事さ

    2 仕事場の「差異」づくり
        会社に「気」を持ち込む/ひとを思いやる心/挨拶の効用/
        四つの挨拶/ひとの話をきちんと聞く/合わせる文化/
        心のボードに書く/掃除で立ち直る/
        「思いやりのこころ」が生まれた/
        5Sを活かす社長と活かせない社長

    3 会社には個性がなくてはならない
        個性を活かす時代/個性的な経営者/個性的な会社/
        会社の「個性」は社長がつくる



第三章 お客さまに選ばれる「差異」づくり

    1 良品と反悪品をニッチ市場に提供する
        資生の業/不具合の修復ビジネス/反悪品(Anti-Bads)の魅力

    2 お役に立つことが「めしのタネ」
        金型製作の仕事を中国にとられて/業種転換をねらって/
        専務の猛反対/
        新たな出会い/新しいめしのタネ

    3 お客さまから選ばれる差異が利益を生む 
        なぜルイ・ヴィトンは売れるのか/経営差異の発生源/
        販売における差異づくり/東濃ひのきと木匠塾/
        お客さまの求める差異さがし/経営課題の在庫チェック



第四章 固有技術から利益を生み出す

    1 増収増益をつづける固有技術の優れもの
        差異を強める技術/固有技術をつける三つの視点

    2 固有技術の共有化が差異になる
        知恵の共有/暗黙知を明示知に/
        個々の経験を固有技術にまとめる

    3 モノづくりの過程で固有技術を積み上げる
        モノづくりの過程で技術の差異を積み重ねる/
        看護婦の苦労に目をつける/工場と工場の分岐点/
        「共創型工場」の時代/モノづくりの場をどう変えていくか



第五章 共創から利益を生み出す

    1 企業間のタテ関係が崩れだした
        タテ社会の風土/タテ割り組織が崩れだした/
        ヨコの同志的連携がはじまった/共創するための連携/
        一万社の町工場ネットワーク/共創による差異づくり

    2 連携する仕事を明確にせよ
        自社を顧客満足に直結する体制に変える/
        これからのタテ系列会社の進むべき方向/
        自主独立で世界を相手にできる経営タイプと連携/
        完成商品市場提供型と製造技術
        専業型/連携する相手は不変ではない/
        産・学・官の連携に目をつけよ

    3 共創がすでに始まっている
        製本会社がリーダーの共創連携/
        有限会社とNPOとの同志的連携/
        タイの現地企業と共創する



第六章 業績を伸ばす役割経営

    1 経営者の役割は何か
        役割賃金がなぜ注目され出したのか/役割を果たすということ/
        オーナーの経営理念/オーナー経営者の役割/
        経営者は「場」を提供するひとである/自社の役割を決める

    2 人事の中心に「役割」を置く
        カネと生き甲斐/業績をあげるための役割人事制度/
        ピラミッド型人事の制度疲労/
        自部門の目標達成だけでは不十分/
        中間管理職の役割が変わった/
        年功序列賃金の限界

    3 これからのフラット組織と四つの専門職集団
        すべての仕事を四つに分ける/経営専門職の役割/
        管理専門職の役割/専任専門職の役割/実践専門職の役割/
        会社の規模のちがいと四つの専門職群




  第七章 役割賃金の決め方

    1 役割グレードの自社に合った決め方
        役割を果たす職能の違いを等級で示す/
        K社の役割職能等級の決め方/
        各職能等級の水準(level=レベル)を決める/
        職務と職掌について/
        役割人事制度で求められる「職能」

    2 役割をどう果たしたか評価する
        役割を評価するポイント/協働先の役割評価/
        各組織単位の役割評価/四つの専門職の役割評価

    3 個人の役割をどう果たしたか評価する
        専門職の業績等の評価/役割職能開発の評価/勤務行動評価

    4 役割賃金の決め方
        これまでの定期昇給と絶縁する役割賃金制度/
        賃金総額の決め方/A社の人件費総額の決め方/
        役割賃金の体系/役割基本給の決め方/
        定期昇給とベースアップ/賞与の決め方/初任給の決め方/
        役割人事・賃金制度を運用するポイント
      


第八章 経営ルネサンス

    1 管理なくして繁栄なし
        商売と経営/儲けが出るように「管理」する/管理ルネサンスの時代

    2 個人が希望する役割と会社の求める役割のすり合わせ
        変質劣化した目標管理制度/役割経営での目標管理制度/
        個人の希望と会社の希望のすり合わせ

    3 協働のための組織のヨコ管理
        組織管理の三段階/ピラミッド組織管理から役割管理へ

    4 カネの切れ目は“運”の切れ目
        銀行調達から連携調達へ/グループ金融/
        神戸コミュニティ・クレジットの融資の仕組み/少人数私募債/
        少人数私募債による同志的連携/
        K社の少人数私募債による経営革新

    5 会社を継ぐことは生命を継ぐこと
        会社の生命を継ぐ/自社&自己年表の作り方/
        経営理念の中身を伝える/
        ライバルとパートナー/自分史をみつめる/あとがきにかえて

        著者紹介

日本経営合理化協会 出版局 TEL:03-3293-0041