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| まえがき
ようこそ成功大学へ おめでとうございます。 あなたは、おそらくこれまで辛くて退屈な「今までの学校」へ行くことにうんざりしていたのではないでしょうか。そんなあなたに、グッドニュースがあります。 あなたは、たった今転校してきたばかりです。 これから間違いなくあなたの人生はよりよいものへと変わります。 昨日も、先月も、去年のことも、失敗と失意に満ちた憂うつな日々も、すべて忘れることができます。すべては過去のことです。過去は、絶対に変えることはできません。でもそのかわりに、もしかしたらダメかと半ばあきらめかけていたすばらしい未来が、間違いなく、今あなたの目の前に訪れています。 今日こそ人生を変える初めての日です。今日から、その道の専門家から、成功の一番の秘訣を伝授してもらえます。もっと大事なことは、習ったことをどう実践すればよいのかも教えてもらえます。そして、あなた自身やあなたの愛する人たちのために、よりよい世界を築くことができるのです。 ヘンリー・デイビッド・ソロー(世界的ベストセラー「森の生活」著者)は、かつて「現代は、今までとは全然違う学校を自由につくることもできるようになりました。また、大人になった後も教育を継続できる時代になったのです」と記しています。 この本を通じて、あなたは「今までと違う学校」にこれから入学することになるわけです。 通常、人は、理想と現実の大きなギャップをもっています。この大学では、そのようなギャップを埋めるすばらしい実践的な価値ある情報が提供されることになります。科目は「成功」です。いかに成功を手にするかについて教えるために、史上最高の面々が教授陣として集められました。 デール・カーネギー(世界的ロングセラー「人を動かす」「道は開ける」著者)、ジョン・ポール・ゲッティ(石油採掘王)、マクスウェル・マルツ(医学博士)、ナポレオン・ヒル(世界的ロングセラー「思考は現実化する」著者)、P・T・バーナム(サーカス興行師)、ノーマン・ヴィンセント・ピール(作家)、ウエイン・W・ダイアー(心理学博士)、W・クレメント・ストーン(ナポレオン・ヒル財団理事長)、リチャード・デヴォス(アムウェイ創立者)、ベンジャミン・フランクリン(米国独立宣言草案者・避雷針発明者)、ビーバーブルック卿(新聞社経営者)、ジョイス・ブラザーズ(心理学博士)など、私が長い間抱いてきた夢、つまり究極の成功術の本を出版するという夢を実現するために、初めて一堂に集められた三四人の輝かしい教授陣の一部です。ご存じのように、これらの教授陣は、成功という課題の達人として、世間の認める人々ばかりでしょう。 確かに、今まで皆さんは学校で過ごした数年間でたくさんのことを学んだかもしれません。しかし、学校で学んだことで、幸福、満足、成功に関して役立ったことがあったでしょうか。人生で一番大事なこと、つまり成功すること、幸せになることなどについては、まったく教えてくれませんでしたね。また、学んだことをどうやって応用すればいいのかについても、教わることがなかったと思います。 「あなたの人生の成功」、これこそが、この本の唯一の目的です。あなたの輝かしい将来を保障する本です。 成功! 不思議な言葉ですね。なぜなら、金や愛や地上の楽園といった言葉のように、この言葉は、私たちに何か特別な、魅惑的な響きを感じさせます。でも、あなたの人生から消えてしまった言葉ですか? 今はそうだとしても、もしも運よく、ものすごい大金や出世、権力や自由、名声が手に入ったら、どんなにすばらしいだろうと夢見ているのではありませんか? 成功することはなぜ難しいのでしょうか 人間って不思議ですね。みんな成功したいと思っているのに、成功した人は、ほんのひと握りの人たちだけです。それでいて、心の中ではなんとか成功したいと思って、それなりに頑張っているわけです。つまり、私たち一人一人の心の中の、希望のパイロットランプはけっして消えることはありません。 会社の重役も、営業マンも、商人も、学生も、作家も、大工さんも、コンピューターのオペレーターも、小売店主も、企業家も、株式仲買人も、主婦も、私たちの誰もが、ある程度は同じような夢や希望をもって生きています。 たとえば、貧困から抜けだしたい、もっといい家に住みたい、もっとお金がほしい、しゃれた新車に乗りたい、高級レストランで食事をしたい、バケーションで外国へ行ってみたい、洋服ダンスにブランド物の洋服がいっぱいほしい、子供を一番いい学校へ通わせたい、そういう夢をもっているでしょう? でも、どうしてそれが無理なのでしょうか。 子供のころ、私たちはよく先生から「君たちは無限の可能性があるんだよ」と教えられてきました。あれはウソだったのでしょうか、どうしてできないのでしょう? 答えははっきりしています。私たちのほとんどが、夢を実現するのに、何から始めればいいのか、どのようにすればいいのか、まったくわかっていないのです。すばらしい人生を築くために必要な道具、たとえば時間とか、からだとか、とりあえず全部そろっているかもしれません。でも、使い方を知らなかったら何の役にも立ちませんね。さらに、何の計画も青写真もなければ、すばらしい人生を築くことはできません。 小学校でも、中学校でも、高等学校でも、さらには最高学府と言われる大学でも教えてくれないこと。それは、目標を定め、自分自身や他人を奮起させ、逆境に対処し、自滅的な習慣を排除し、時間を有効に使い、正しい選択をする能力を養い、自信をつける方法を学び、怖くてできないことを実行し、思うがままに熱中し、人生計画をきちんと立て、富を蓄積し、さらに、自分に必要なものを提供してくれる人脈をつかみ、勝者のように振るまい、子供たちを立派に指導し、ストレスを巧みに処理し、子供に幸せになる方法を教えてあげたり、その他人生に必要な大切な事柄や技法について、まったく教えてくれなかったはずです。 あなたは、確かにこれまでどうにか生き延びてこられました。それは、あなたが学校で学んだことではなく、あなたの勇気と信念のたまものだったのかもしれません。 ただ、このまま頑張っていても、もしかしたら私たちは、みずからの欠点に悩まされ、理想と現実のギャップにいつも打ちのめされるかもしれません。テレビを見たり、新聞や雑誌を手にするたびに、苦痛を感じたり、どうしようもない不安に思い悩むかもしれません。ほかの成功した人の裕福さや幸せを気にしないと思っても、自分をふりかえってみると、つい暗い気持ちになるでしょう。 ヘンドリック・ヴァン・ルーン(歴史家)は、「人生と同じく歴史においては、大切なのは成功である」と記しています。 ところで、大儲けをしたり、スーパースターを目指して駆けだすには、もう遅すぎると思っている人がいるかもしれませんね。自己否定あるいは自己嫌悪という迷路にはまりこんで、まるで玄関マットのように世間から無視され、踏みつけられてしまっても、仕方がないと思っているかもしれません。 しかし、けっして遅すぎません。人生はこれからです。 あなたの最大の資産は何でしょうか 学歴は関係ありません。現在の年齢も、技能も、前歴も、皮膚の色も、財政状態も、自分自身に対する不安感も関係ありません。 学歴についていえば、前述のように、学校に通っていた数年間に人生をよりよく変えるのに役立ちそうなことを学んだことは、まったくなかったはずです。学校を卒業してから因数分解をやったことがありますか? 現在の悩みをやめること、それがとりあえず必要なことです。 イギリスの偉大な随筆家、歴史家、伝記作家で、哲学者でもあるトーマス・カーライルは、次のように言っています。 「考えてみれば、大学にしろ、最高峰の教育機関にしろ、我々のためにしてくれることといえば、小学校で教えてくれたこと、つまり読み書きを教えることだけである。我々は、さまざまな言語で、さまざまなやり方で読み書きを習う。要するに、参考書に出てくる文字とか意味を学ぶわけだ。だから、知識を得る場所は、実は大学ではなく、参考書そのものなのだ。いろんな先生方が一生懸命読み方を教えてくれた後は、自分が自分で何を読むかによって決まってしまう。要するに、大学といっても、本の山にすぎない」 カーライル的に言えば、今あなたが手にしているこの本は、『成功大学』ということになります。ここには、世界中で最もすばらしい成功物語の本から集められた英知、技巧、そして原理が詰まっているのです。あなたはきっとこの本に手を伸ばし、「すごい、これは純金の 塊 だ!」と、思わず叫ぶでしょう。 この本に述べられたメッセージを実践し、各教授陣の原理をうまく応用して成功した多数の実践者から、学ぶことができるのです。ただ、あなたは、これから学ぶ何百もの理論や技法のすべてを受け入れて、利用してみる必要は必ずしもありません。あなたの人生やキャリアに成功をもたらすためには、たった一つの方法でも十分かもしれません。 ここで学ぶ上であなたに求められることは、もちろん本を読む読解力に加えて、もっとよい人生をつくりたいという燃えるような熱い願望です。もしかしたら、今この本を読み始めた時点では、その願望がまだ熱をおびていないかもしれません。でも、気に病むことはありません。将来必ず多くのことを達成できるという自信が深まるにつれて、あなたの温度はじょじょに上がっていきます。 この本を最大限に利用するために 1.最初から最後まで読むこと 一つの講座たりとも読み飛ばしてはいけません。 すべての講座は、今日現在のあなたからあなたの理想とする人物像へじょじょに変化していくようにつくられています。つまり、じっくり考えた上でこのような順番が決められているのです。 一気に読む必要もありません。少しずつ自分のものにしていく方が楽かもしれません。ですから、最大の効果を得るために一日に一講座ずつ、なるべく寝る前に読むことをお勧めします。 潜在意識を働かせるようにすると、信じられないことが起こるものです。講座を読んで、翌朝目が覚めた時には、何かびっくりするようなことが起きているかもしれません。 あせってはいけません。少しずつマスターしていきましょう。この本は、通常の大学と同じように、四学年八つの学期と大学院の二学期を通じて、じっくり指導するようになっています。そして、受講を終えた時には、間違いなく成功に出会えるはずです。 それから、あなたが女性の場合、もしかしたら講義の中で、男性が過度に強調されている箇所にぶつかるかもしれませんが、気にしないでください。この本は、二〇世紀後半の女性解放以前に書かれたものが多いのです。要するに、この本のよい点を引きだすように心がけてください。もし女性に対する偏見があるとすれば、前世紀の罪のない遺物だと思ってください。現在はありがたいことに、性別による制限はされていないのですから。 2.必ずペンと紙を用意して読むこと そしてもう一つ、できるかぎり小説を読むような気軽な気持ちで読まないでください。 先生方は皆、燃えるような情熱をもった精力的な方ばかりです。彼らの個性や話しぶり、魅力に魅了されてしまって、講義そのものを娯楽として楽しんで読み流してはいけません。 自分がここにいる目的、つまり、講義を受けているのは、あなた自身の成功のために必要な手段を得るのだということを忘れてはなりません。 どうしたらこの危険を避けることができるのでしょうか。 簡単です。この本を開く時には、必ずペンか鉛筆を手にすることです。重要な言葉や節を読んだら、赤で傍線を引いてください。ひらめきを与えるような言葉があったら、紙に書き写してみてください。そうすることによって、おそらく三倍もよく覚えられるでしょう。 後日、赤線を引いたところだけ読むと、効果倍増です。また、エッセンスを紙に書きとってあれば、それをポケットに入れて常に読み返すことができるでしょう。この本をあなたの明日をつくるためのあなた専用の大事な教科書にしてみてください。 3.すべてはあなた次第で決まる 「今までの学校」とは違い、成功大学には卒業式はありません。また、卒業証書も、最終試験も、学位の授与もありません。そのかわり、あなたはもっとすばらしいものを手にします。それは「成功」、つまり、物質的な利益とともに、心の安定、満足、誇りといった面で、あなた自身がよりよい人生を送れるという報酬です。 歴史をひもとけば、一冊の本がきっかけとなって人生が変わったという人の話はたくさんあります。この本を手にすることにより、あなたもその一人になれるかもしれません。 でも、すべてはあなた次第です。誰もあなたの人生をかわって生きることはできません。誰もあなたのかわりに成功することはできないのです。 さあ、あなたの出番です。 |
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オグ・マンディーノ
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