人・仕事・財産・健康・愛…、すべてに恵まれる生き方

得する人

人・仕事・財産・健康・愛_すべてに恵まれる生き方を説いた異彩の成功哲学。自分の思い描く事業の夢や願望を確実に達成し、盛運な一生を送る・アラヤシキ・とは。

著者 無能唱元(むのうしょうげん)
形態 A5判(15cm×21cm)本文474ページ
発行 1990年5月24日

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これは、ご注文を頂いて後、一冊づつ、コンピュータによる印刷、製本してお届けするご注文対応の簡易書籍で、書籍の内容、文字の大きさ等は既存書籍とまったく同じですが、箱やオビはつきません。表紙は柔らかいソフトタイプとなります。

一冊ずつの制作のため、ご注文からお届けまで約10日間いただいております。あらかじめご了承いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

(写真イメージは一倉定の社長学シリーズです)

オンデマンド書籍イメージ オンデマンド書籍イメージ

目次

1. 外篇

第1章 願望実現の方法-アラヤ識原理
気にしていることは起こる/偶然とはいえない力/アラヤ識との出会い/「因」と「果」とアラヤ識/因果は同類にしたがう/成功者に共通する特徴/思想を物質に変える/自己の心の舵とり/刻因薫習の行/身・口・意/幸福を感ずるとき/不幸中の幸い/今ないものは数えない
第2章 人を魅了する方法-人蕩術入門
人間の魅力とは何か/喜びを生ずるもの/相手をもちあげる/大成功者となる決め手/人心の掌握/人生貸し越し説/自らの自己重要感を高める5つの方法/「すぐれた」と「えらい」/わしはえらいのじゃ/自己暗示を用いる/宇宙意識と対面する/性欲と好奇心/一人遊び
第3章 成功の法則
ノーと言える人、言わない人/成功の公式/自分も相手も欲しいもの/身守術/努力しながら失敗する人/努力・忍耐は成功を妨げる/守るべきか攻めるべきか/よくあきらめ、よく望む

2. 内篇

第1章 因依唯識-因はただ意識による
アラヤ識のメカニズム/善人は若死にする/成功の種をまく/欲をもつことは罪か/「欲しい」という気持ちが原点
第2章 望ましい未来を創る
7つの刻因法/瞑想祈念法/望ましい未来を刻因する
第3章 自助のすすめ
立身出世は恥ずべきことか/屈原の悲劇/内陣と外陣/神に会ったら神を殺せ/「あなたのせいで」病/随所に主となれ/瞑想は手段である
第4章 般若の知恵
摩訶般若波羅蜜多心経/最初の4行がすべて/あらゆるものは空/無上の知恵を得る/空とは何か/楽に生きる方法/もう一人の自分/物差しを使う人/卑俗的であることが大事/般若の知恵3、真篇第1章得する人好みの範囲が広がる/識閾(マージン)/報酬漸減の法則/幸福感度の高い人/二辺を往来する
第2章 覚醒への第一歩
自燈明の人/たましいの遍歴/虚しさの正体/幸福感はなぜ得られたか/正気になる
第3章 私の中の「わたし」の発見
「わたし」という感覚/二人の「わたし」/第三の「わたし」/今、わたしは何を望んでいるのか/意識への染めつけ/優越を求める「わたし」/理想と平和は相反する
第4章 真実在を見つめる
真なる「理解」/修行とは?/間接的な効用/覚醒の瞬間
第5章 真なる自由
自らに由る/おのれのよるべ/依存症/宗教の弊害/実体のないものを守る/有限への恐怖を超える/家および国家に対する幻想
第6章 「真なる喜び」の創造
心の自由/知識はつねに従者/半分の存在/一如の世界/文明とは病気である/現在の喜び/喜びに満ちた人生/不完全なままの自分/生の創造
第7章 至福の体験
体験と経験/三人三様の生き方/人生を支配するもの/性格とは何か?/楽しみながら生きる/第三の諦観/天真爛漫な心/人生という創造/すべての時代において/あるがままに/大いなる喜びの思い/幻想のダム
終章 夢を夢と知りつつ
いきいきと幻想に遊ぶ/幻想を見破る目/ひとり遊び/心からくつろぐ/著者紹介

まえがき

第1章 願望実現の方法より

 アラヤ識原理気にしていることは起こるある日、ひとつの不思議なことに気づきました。その不思議なことというのは、「気にしていることは起こる」、つまり、それが望むことであれ、恐れることであれ、強くそのことを考えていると、考えたとおりのことが実現するというものです。

 不思議と思ったきっかけは、こういうことなんです。私の生まれは長野市なんですが、16歳の高校生のときのことです。当時私は、油絵をやっておりまして、ある時、町の通りでふとすれ違った2、3歳年上の女性が、素晴らしい美人でした。この女性を何とかモデルにして描いてみたいものだとこう思いましたら、若い時というものは直情径行というか、もう見境がつかないんですね。彼女のあとをつけていったんです。そしてとうとう、彼女の家までついて行って、家にまで入っちゃった。

 そしていきなり、「すいません、僕、あなたをモデルにして絵を描きたいんです」とこう言ったんですね。彼女は、一瞬驚いたけれども、私が年下の男の子ですから、むげに怒りはしなかった。ところが、具合が悪いことに、そこへ彼女のお父さんがでてきて、「こいつは誰だ」「いま初めて見た人です」「何か用か」。そこで私が「彼女を絵のモデルに」と言ったら、こいつとんでもない不良学生だというわけで、たたき出されちゃった。

 ま、これはあたりまえのことですが。さて、その年の夏、長野県と群馬県の境にある万座温泉というところに、私は同級生たちと遊びに行ったんですが、旅館の窓から何気なくむかいの窓を見あげると、そこに例の彼女の横顔がある。もう夢かとばかり驚きましたね。そこですぐ、彼女のところへすっとんで行ったんです。

 今度はこわいお父さんはいません。「まあデッサンぐらいならいいわ」と言うんで、彼女はモデルになってくれたんです。さて、話はその後なんです。長野市というのは狭い町なんですが、それまでは私は彼女に出会ったことがなかった。ところが、一度会って、美しいなと思い、心をときめかせ、その後温泉で再会してからというものは、実に頻繁に出会うようになったんです。

 学校の帰りに善光寺の裏から歩いてくると、むこうに彼女が歩いている。「あ、また会えた」、うれしいですね。そのうち、この路地から大通りに出ると、彼女が左のほうから歩いてくるような気がする。そういうイメージが頭のなかにうかぶ。はたして彼女が来るんです。ばったり会う。実にうれしかった。

 何ということはない。顔を見るだけなんだが、若いころは、それだけでうれしい。これは事によると、俺に超能力ができたのかと、そう思いました。それだけだったら、あまり不思議とは思わなかったんですが。それから4年たち、20歳になったころ、今度私は恋愛をしました。それでいま思っても彼女に気の毒なことをしたと思ってるんですが、相手の女性とつき合っているうちに、彼女に飽きちゃった。嫌いになったってわけでもないが、若気のいたりで、「別れよう」なんて冷たく言ってしまった。

 むこうは非常に恨みがましい目でじっと私を見ていました。何とか別れを宣言したあと、彼女にだけは会いたくないと思っていると、先ほどと同じ現象が起きたんです。実に頻繁にその彼女に会うんです。この路地を出ると左側から彼女が来るというイメージがうかぶと、本当に来る、ぎょっとする。

 映画館で後から肩をたたかれて、とびあがったこともあった。さっきのは心ときめいてうれしい。今度はぎょっとして。まさに「気にしていることは実際におこった」わけです。

 前者は私が望んだこと、ところが後者は恐れたことなんです。恐れたことなのに、起きた現象は同じである。どうしてこんなことが起きるんだろう。しかもテレパシーみたいに彼女が来るのがわかる。どうもこれは自分の心か何かに彼女を引きよせる力のようなものがあるんじゃないかとこう考えはじめたわけです。

…つづく

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